浜松・鍛冶町の「浜松ジオラマファクトリー」(浜松市中区鍛冶町)を運営する「はままつ未来会議」(TEL 053-489-3725)は4月21日から「第1回 浜松ジオラマグランプリ」の作品募集を始めた。
今年3月の同館開業に合わせ企画した同コンテスト。「これまで模型全般やジャンルを限定したジオラマで競われる大会は数多く行われているが、ジオラマの種類を限定せず、かつ誰でも参加できるものは珍しい」と実行委員長の関伸一さん。
募集は「ノンテーマ部門」と「テーマ浜松部門」の2つで、テーマ「浜松部門」は浜松にゆかりのある題材を毎回設定し、今回は「音楽」がテーマ。全作品の中から「浜松ジオラマグランプリ大賞」を決定し、そのほかテーマ別の優秀賞や高校生以下を対象としたジュニア賞などを設ける。
審査員は浜松ジオラマファクトリーで作品を展示している山田卓司さんとプラモデルメーカー「タミヤ」会長の田宮俊作さん、プロモデラーの金子辰也さんの3人。山田さんと金子さんはテレビ番組「TVチャンピオン プロモデラー選手権」で技を競い合った。「2人はライバル関係。大会の公正性を高めるために山田さんの要望もあってお招きした」と関さん。
「ものづくりの街として名高い浜松でジオラマを通じてその楽しさを啓発できればうれしい」と関さん。「静岡市はタミヤやバンダイなどプラモデルの聖地として有名だが、浜松市はジオラマの聖地として認知されれば」とも。
募集締め切りは6月30日。1次審査を通過した作品は8月21日~26日に遠鉄百貨店(砂山)の「ギャラリー・ロゼ」で展示および最終審査を予定している。詳細はホームページで確認できる。