浜松駅前の遠鉄百貨店(浜松市中区砂山)の「ギャラリー・ロゼ」で8月26日、「第1回 浜松ジオラマグランプリ」の表彰式が行われた。
タミヤの田宮さんから大賞を受賞した小原さんに盾を授与する様子
同グランプリは「ザザシティ浜松」(鍛冶町)に今年5月に開設された「浜松ジオラマファクトリー」の運営元である「はままつ未来会議」が主催。今月20日~26日に同所で展示をし、来場客の一般投票と審査員の投票で各賞が決まった。この日の午後に行われた最終審査では決定が難航し、表彰式が予定より30分遅れて始まった。
大賞は、兵庫県西宮市の小原雅司さんが制作した1969(昭和44)年の軽自動車「スバルR-2」をメーンとした作品「峠」が受賞した。ノンジャンル部門賞は浜松市の山城守子さんが作った「フェスティバルの朝」、浜松市長賞(テーマ浜松部門賞)には同市の中沢祥浩さんの「みかんの樹(TINY PIPER & FRIENDS)」、ジュニア部門賞は同市の新村優芽さんの「弁天島の風けい」がそれぞれ受賞した。
審査員で大賞のプレゼンターも務めたタミヤ会長、田宮俊作さんは「今回のグランプリは上位の作品のレベルが相当高かったので審査に時間が掛かった。その中でも大賞はプロ中のプロの作品」と評した。実行委員長の関伸一さんは総括として「開催7日間で予想を上回る延べ5,000人を超える方が来てくれた。第1回と銘打っているからには2回、3回と続けて開催していきたい。ジオラマを通じてものづくりを子どもたちに伝えていければ」と語った。
大賞をはじめとした受賞作品は、引き続き浜松ジオラマファクトリーで展示される。開館時間は10時~19時。入場料は大人=400円、中高校生=200円、小学生以下=無料。