浜松・曳馬に10月7日、カフェ「おうち Cafe カモミール」(浜松市中区曳馬、TEL 053-471-9350)がオープンした。
プレートに乗った料理のほかにスープ、コーヒー、デザートが付いた日替わりランチ
店主の飯尾孝子さんは5年来のファンである雑貨店「バネバネの里」(北区引佐)に影響を受け、自身も店を開くことが夢だった。自宅に空き部屋があることや、多くの友人から後押しされたことをきっかけに出店を決めた。「現実の厳しさを痛感するような経験から、来る人が癒やされる場所を作りたかった。にぎやかな今時のカフェではなく、静かで落ち着ける懐かしいものに囲まれたカフェにしたかった」と飯尾さん。
店舗面積は約6坪、席数は10席。内装は「フレンチアンティーク」をコンセプトに、しっくいの白い壁と焦げ茶のはりや柱が特徴的な空間に仕上げた。家具のほとんどは飯尾さんが5年前から集めたアンティーク家具。店内では着物をリメークした洋服や手作りの陶器の展示・販売も行う。BGMは常に「癒やし系」の音楽を流す。「客とのつながりを大切にしたい」という思いから、店名は「親交」「あなたを癒やす」などの花言葉を持つ「カモミール」と付けた。
メニューは、スープ付きの「タコライス」、サラダが付く「カレー」(以上600円)、「ホットコーヒー」「ハーブティー」(以上350円)など。料理には野菜を多く使い、デザートの砂糖は控えめにするなど健康に配慮したメニューを提供。素材は「新鮮さ」にこだわり、知り合いの生産者から地元の野菜を仕入れる。コーヒーも浜松の専門店から仕入れた物を使う。飯尾さんは「おいしいものをできるだけ低価格で提供できるよう、試行錯誤している。日替わりランチやデザートも用意しているので飽きずに楽しめると思う」と話す。
「1人でも気軽に入れる店にしていきたい。身近な方から輪を広げていき、いずれは多くの方の『お気に入りの場所』になれば」と意気込みを語る。
営業時間は9時~17時。日曜~火曜定休。