浜松・入野のゆめ応援プラザ(浜松市西区入野)で1月18日、災害対策セミナー「避難しやすい住環境つくりを考える」が開かれた。
セミナーは前日が阪神淡路大震災から18年目の日ということもあり、災害に対する意識を風化させたくない思いから、東日本大震災を参考にした津波対策と住宅の耐震性についてのセミナーが行われた。
災害対策コンサルタントの松井伸行さんは「津波から命を守るには避難あるのみ!」と題して被災地の様子や被災された人のヒアリングを基に「地震が来たらまず避難するべき」ことを話した。
千年杉建築事務所社長の小林正幸さんは住宅の耐震補強や住宅内の地震対策について解説し、県や市で行われている無料診断や耐震補強の補助金制度、家具固定用品について話した。
セミナーは1時間30分にわたり行われ、参加した4人は真剣な表情で講師の声に耳を傾けていた。残りの15分は耐震補強の制度や費用面についての質問が続いた。参加者からは「突然起きる災害に慌てることなく行動できるようにしたい」と話した。
終了後、松井さんは「災害はいつ起きるか分からないが、急にあれこれ準備しようとしても無理だと思う。少しずつやれることから対策をしてほしい」と話した。