浜松商工会議所・女性会（浜松市中区東伊場、TEL 053-452-1113）は現在、「はままつ出世門松」のデザインを募集している。

　門松は室町時代に原型ができたといわれ、竹の先端を斜めに切る「そぎ」は1573年に浜松の「三方ヶ原の戦い」で徳川家康が武田信玄に敗北した後、「武田を切る」という意味を込めて始めたといわれている。

　「今年は浜松商工会議所が創立120周年で同会でも浜松にちなんだ企画を検討していたところ、この門松の由来を知った」と同会会長の久米行子さん。「浜松をもっとアピールできれば」と考えて同企画に至った。

　募集するテーマは「地元にゆかりのある素材を使って、浜松らしさをアピールすること」で一般部門と小学生部門に分かれる。一般部門はデザインイメージを送付して審査を受ける。通過したイメージは実際に応募者が門松を製作し、10月19日・20日のソラモで開催される「ふるさとまるごとフェスタ」で門松の展示・投票を行う。最優秀賞や特別賞が用意され、最優秀には賞金5万円が渡される。門松を製作するときは製作費として1万円が主催者から応募者に支払われる。小学生部門はデザインのみの審査となり、入賞者には図書カードを進呈する。

　久米さんは「浜松の歴史を学びつつ、イベントの時だけではなく長く使われるようなデザインの門松ができれば」と話す。

　応募締め切りは、一般部門＝8月20日、小学生部門＝9月6日。応募方法などの詳細はホームページで確認できる。