プレスリリース

日本初、ころやわフロアを全室設置した病棟がオープン。緩和ケア病棟のスタンダードを目指す。

リリース発行企業:株式会社Magic Shields

情報提供:


病室

株式会社Magic Shields(本社:静岡県浜松市、代表取締役:下村明司、以下「マジックシールズ」)は、済生会千里病院へころやわフロアを設置したことをお知らせすると同時に導入経緯のインタビューをご報告いたします。





脱衣所

トイレ

●概要
大阪府がん診療拠点病院である済生会千里病院において、新たに緩和ケア病棟をオープンする際の病棟の環境整備の1つとして、ころやわフロアの導入が決まりました。2025年1月末下旬~2月上旬にかけて、ころやわフロアの敷設作業が行われました。2025年6月の緩和ケア病棟オープン後、転倒転落データを収集し、効果検証を進めていく予定です。
●導入経緯インタビュー
◆大嵩ゆき様(がん性疼痛看護認定看護師)

           大嵩ゆき様
・私は以前勤めていた病院でも緩和ケア病棟で勤務していました。緩和ケア病棟では転倒リスクが高く、患者さんがご自身で動こうとする際に転倒することがあります。
・ころやわフロアは転倒時の衝撃を軽減する効果があると聞いており、とても期待しています。患者さん本人だけでなく、看護師や患者さんのご家族にも安心感を与えてくれるものだと思っています。




・製品の機能とは別なのですが、デザインが木目調であることも、柔らかく明るい印象を与えてくれます。病棟の雰囲気を和らげてくれる効果があると感じました。


◆岩上雄一様(がん総合診療センター副センター長/がん看護専門看護師/がん性疼痛看護認定看護師)

・緩和ケア病棟開設の担当者として、ころやわフロアの導入を推進してきました。
・開設にあたり、患者さんの行動を制限するのではなく、転倒や転落が起きても怪我をしない環境を提供することを目指しました。患者さんのADL(Activities of Daily Living)やQOL(Quality of Life)を保つことにつながります。




           岩上雄一様

・看護師は『転倒させない』という意識が非常に強いので、ころやわフロアによって、安全性が高まることで、患者の自由な行動を促すケアが期待されます。転倒や転落による怪我に対して責任を感じてしまう看護師も多いので、怪我のリスクが軽減するということは看護師の働きやすさにも寄与すると考えています。
・先日、地域の方を対象に内覧会を行ったのですが、病棟の環境整備についての近隣の医師から、「患者さんを生活者として支える視点が素晴らしい。」という評価をいただくことができました。
・他の病棟で勤務する看護師から、「自分の働く病棟にもころやわフロアを敷設してほしい。」という声も出始めているので、しっかりとデータ収集をし、効果を実証していくことで追加導入ができるようにしていきたいとも考えています。

◆福崎孝幸様(医師/副院長/がん総合診療センター長)

            福崎孝幸様
・大阪府がん診療拠点病院として、診断から治療、終末期までの一貫したケアを提供することを目指しています。患者との関係が途切れることなく、終末期までケアを続けることが重要です。
・今回の緩和ケア病棟開設もそれを実現するためのものです。がん診療と緩和ケアを一体化した治療が実現します。治療を受ける患者にとって、継続的なケアを提供できることの安心感は計り知れません。




・転倒骨折のリスクを減らすための手段として、患者のADLを保ちながら骨折を減らせる可能性を評価し、ころやわフロアの導入を決断しました。
・緩和ケア病棟に入院する患者さんにとって、尊厳を持って過ごせることは非常に重要で、過剰な行動制限を避けるための環境整備としてころやわフロアが役立つと考えています。

インタビューの詳細はこちらよりご覧いただけます。
https://www.magicshields.co.jp/case/4517/

●済生会千里病院について



社会福祉法人恩賜財団 大阪府済生会千里病院は、大阪府吹田市にある病床数327床の三次救急指定医療機関です。前身は昭和42年に大阪府と大阪府三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)とにより設立された大阪府保健医療財団新千里病院です。平成15年からは大阪府済生会千里病院となり、さらに平成18年から千里救命救急センターを併合して現在に至ります。大阪府がん診療拠点病院、地域医療支援病院でもあり、高度な治療を提供しつつこの地域の医療に貢献することと、救急症例の最後の砦となっています。また豊能二次医療圏では大阪大学医学部附属病院と並び二か所しかない災害拠点病院のひとつとして地震や台風などの大規模災害時の医療活動も使命となっています。
WEBサイト:https://www.senri.saiseikai.or.jp/
高齢者の転倒骨折リスク減の骨折予防床「ころやわ(R)」
骨折が予防できる魔法の床・マット
「ころやわ」は、これまで両立が困難とされていた「歩行快適性」と「衝撃吸収性」という2つの性質を合わせ持つ、今までにない構造を採用した、転んだ時には凹んで衝撃を低減しつつ普段は快適に歩ける新しい床材です。歩行困難に陥りやすい大腿骨の骨折は、高齢者の場合、221kgf以上の荷重がかかると発生するといわれています。「ころやわ」を敷くだけで150kgf程の荷重に低減でき、大腿骨の骨折リスクは大幅に低減します。

◆株式会社Magic Shieldsについて ―――――――――――――――――――――――――――――――
マジックシールズは2019年に設立された、自動車工学と医学をベースに新素材と構造「メカニカル・メタマテリアル」の研究開発、および製造・販売を行うスタートアップです。世界で増加している高齢者の転倒による骨折を減らすため、マジックシールズは転んだときだけ柔らかい「可変剛性構造体」を使った「ころやわ」を開発し販売しています。

名称: 株式会社Magic Shields
所在地 : 静岡県浜松市中央区鍛冶町100-1 ザザシティ浜松中央館 B1F・FUSE
代表者 : 代表取締役 下村 明司
設立年月 : 2019 年 11 月
https://www.magicshields.co.jp/
https://www.facebook.com/magicshields

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース