浜松・栄町の「木下惠介記念館」で11月30日、短編映画上映イベント「ハママツ・シネマ・ワークショップ」が開催される。主催は「はままつ映画祭 ハママツ・シネマ・ワークショップ・プロジェクト」(TEL 090-5616-8001)。
昨年まで開催されていた「はままつ映画祭」が無期限中止となり、「映画を知ってもらうイベントをやめてしまうのはもったいない」というスタッフの思いから、映画祭の一環として行われていた短編映画の上映会を開催することになった。
作品は約4分から15分の短編映画11作。映画「ゲゲゲの女房」などで監督を務めた磐田市出身の映画監督・鈴木卓爾(たくじ)さんの作品のほか、浜松の学生が制作したアニメーション作品や愛知県東栄町の過疎化を追ったドキュメンタリー映像など、一般の人が制作した作品も上映する。上映の合間に作品を提供した一般の制作者を招いたトークショーも行う。
同館向かいにある「浜松市鴨江アートセンター」では、鈴木監督が過去に手掛けた作品のパネル・資料の展示が行われ、トークショーを行った制作者たちと話ができる時間も設ける。
「映画監督だけではなく、一般の人が制作した作品も観賞できる貴重な機会」と同プロジェクト事務局の松井健通さん。「一人でも多くの人に映画の良さを知ってもらい楽しんでいただけたら」とも。
開場時間は木下惠介記念館が10時30分~18時30分、鴨江アートセンターが12時~17時。料金は500円(1日出入り自由)。