浜松・東若林に2月1日、ボルダリングジム「VraiCiel（ブライシエル）」（浜松市南区東若林、TEL 053-555-3589）がオープンした。

　ボルダリングとはフリークライミングの一種で、壁に埋め込まれたホールドという突起部分やくぼみをつかみ、コースに沿って付けられた印を頼りにゴールを目指すスポーツ。ロープは使わず、手に滑り止めのチョークをつけ、専用のシューズに履き替えるだけの簡単な装備で壁を登る。

　同店では初心者から上級者まで楽しむことができる。オーナーの小粥康正さんは以前も中区でボルダリングジムを開いていたが、5人同時に登るといっぱいになってしまうほどのスペースしか無かったため、「もっと広い場所で多くの人にボルダリングを楽しんでもらいたい」と閉店し、同店を新たに開いた。

　店舗面積は約100坪。壁の広さは幅が約35メートル、高さは約4.5メートル。下には厚さ30センチメートルのマットを敷き、安全を確保する。初心者にはスタッフが付き添い、ルールや登るコツなどを指導。上級者にはトレーニング方法を指導するほか、コースに飽きてしまった人には課題の提案なども行う。子ども用のクライミングスペースも確保しており、小学校低学年くらいの年齢から登ることができるという。壁の一角には急斜面になっている上級者向けの「MONSTER」という難所も。

　「初心者から上級者まで楽しめる環境を整えたので、家族などでも来ていただけたら」と店長の鈴木良輔さん。「まだまだなじみは少ないが、誰でも楽しめるスポーツなので多くの人に体験していただきたい」とも。

　営業時間は平日＝16時～22時30分、土曜・日曜・祝日＝10時～21時。料金は大人＝1,800円、大学・専門学生＝1,400円、中・高校生＝1,200円、小学生以下＝1,000円。別途、シューズ代＝300円、チョーク代＝100円が必要。