浜松で7月5日、ソーシャル花火大会が開催される。主催は任意団体「弁天島海開き花火を想う会」(TEL 050-3396-4830)。
昨年7月で50年の歴史を持つ「弁天島海開き花火大会」が終了したことを残念に思い、その復活を願って作られた同団体。毎年7月の第1土曜に開催されていた同花火大会と同日、同時刻にインターネット上のSNSを活用し、花火の写真画像をシェアすることで花火大会を開催する。「浜松の夏の始まりは弁天島の花火大会。その花火大会がなくなってしまって悲しんでいる浜松の人は多い」と副代表幹事の大久保貴通さん。
同花火大会で打ち上げられていた花火の数と同じ3000件の投稿を目標とする。弁天島に限らず世界中どこからでも投稿が可能。19時30分~20時50分の間に投稿者本人が花火を行いフェイスブックグループに画像投稿をするか、過去に撮影した画像を投稿する。「自身で撮影した花火の画像であれば過去のものでも構わないが、ネット上の画像を拾って投稿するのはやめてほしい」と代表幹事の本庄昌実さん。投稿の最後にハッシュタグ「#hanabis2014」を付けることで、該当の投稿を絞り込むという。
また、浜名湖国際頭脳センター(西区村櫛)で実際に花火を行うことで同イベントを盛り上げる。本庄さんは「家庭用花火になってしまうが、こうした活動が一種の署名活動のような形になればうれしい」と話す。
「自分は浜松出身ではないが7年前に浜松に住むようになり、毎週行われる花火大会の文化に感銘を受けた。こうした活動を行うことでまた弁天島花火大会が復活してくれたらうれしい」と本庄さん。「浜松に住んでいない方にも参加してもらうことで、3000件の投稿を集めたい」と意気込む。