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浜松に新しいスイーツのテーマパーク「ニコエ」-1カ月で6万5千人集客

「nicoe」外観

「nicoe」外観

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 浜松・染地台にスイーツのテーマパーク「nicoe(ニコエ)」(浜松市浜北区染地台、TEL 053-586-4567)がオープンして1カ月がたった。

子どもの遊び場「プレイグランド 082」

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 浜松の菓子会社「春華堂」が運営する同施設。同社のうなぎパイを生産する「うなぎパイファクトリー」(西区大久保)は2010年、「産業観光推進有識者会議」で成功している産業観光施設のモデルケースとして取り上げられるなど知名度を上げ、昨年は約62万人が来場。さらに浜松から新しい菓子の文化やスタイルを発信していきたいという思いから、同施設が計画され、この度オープンした。

 施設内には同社が運営するスイーツ店が並ぶ。春華堂のショップはガラス張りになっており、パティシエがホールケーキやどら焼きなどを作る工程を見ることができる。50センチのロールケーキ「ニコエロール」など、同施設限定の商品も販売。同社が53年ぶりに立ち上げた2つの新ブランド「coneri(コネリ)」と「五穀屋」の店も出店する。パイ専門店のコネリでは「浜名湖あおのり」味などのスティックパイと、「桜えびタルタルソース」などのディップ「アンディップ」を各6種類用意。サクサクのパイにソースをつけ好みの組み合わせで味わうことができる。

 和菓子店の五穀屋では、施設内に設けられた中庭を眺め、のんびりくつろぎながら五穀米を使ったおはぎや焼きたての団子などを食べることができる。ほかにもミシュラン1つ星を獲得しているイタリア料理店「アロマフレスカ」のシェフ・原田慎次さんがメニューを監修した同社直営のイタリアンビュッフェ「THE COURTYARD KITCHIN」も出店。地元の農家から直接仕入れた野菜などの素材を使ったパスタやピザなどを提供する。

 スイーツ店などの飲食店のほかにも楽しめる空間を提供する。床にデザインされた鍵盤を踏むと音が鳴る「ドレミガリバートンネル」は、くぐると子どもの遊び場「プレイグランド 082」に通じている。動物型のマグネットを貼り付けて遊ぶコーナーなど、地元の天竜杉の間伐材を使った知育玩具を用意。「子どもたちが地元のものに触れ、学びながら楽しく遊べる空間を作った」と広報の飯島美奈さん。施設の外には芝生が広がる「ニコエガーデン」を設置。知恵の輪をモチーフにした遊具「くるりの森」や、ハンモック、ブランコなどの遊具を置くほか、用意された椅子に座って休憩することもできる。

 初年度年間来場者目標は30万人。「オープンから1カ月で約6万5000人の方に足を運んでいただき好調なスタートが切れた」と飯島さん。「子どもからお年寄りまで、それぞれの空間で思い思いに楽しんでいただけたら」とも。

 営業時間は9時~22時(9月8日より9時30分~)。入館無料。

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