浜松・板屋のライブハウス「窓枠」(浜松市中区板屋町、TEL 053-451-3035)が9月で10周年を迎えた。
2004年(平成16年)9月にオープンした同店。建材店を営んでいたオーナーの上嶋常夫さんは50歳を過ぎたことを機に自分の好きなことをやっていきたいと考えていた。自身でもバンドを組んだりするなど音楽に興味があり「さまざまなアーティストが演奏できる場を提供したい」という思いからオープンにいたった。
店名になっている「窓枠」は「横文字でなくてもいいのでは」という考えから、建材店で窓枠を取り扱っていたこもありそこから名付けた。オープン当初は同町内のビルの一室からスタート。キャパシティーはスタンディング300人でアマチュアアーティストなどメーンにライブを行っていたが、3年後にはメジャーアーティストのツアー会場にも選ばれるようになった。2010年3月に上嶋さんの自社ビル1階の現会場に移転。キャパシティーはスタンディング500人ほどであるが、現在では武道館などでも活躍するアーティストも演奏に来るライブハウスになった。
6月から10周年を記念した企画を定期的に行っている。これまでに浜松出身のシンガー・ソングライター・岡野宏典さんやロックバンド「D.W.ニコルズ」らが出演。9月14日には浜松出身で現役中学生のシンガー・ソングライター・小園美樹さんらを迎え、15日には「鶴」や「Scoobie Do(スクービードゥー)」、「THEイナズマ戦隊」などメジャーでも活躍するバンドらを招いたライブを行う。12月にも最終企画を予定している。
ステージから奥のスタンディングスペースまでの距離が9メートルほどの同店。「アーティストとの距離も近く、狭い空間だからこその良さもある」と上嶋さん。「10周年を目標に続けてきて、地元の方からも愛されるライブハウスになった。もっと多くの人に足を運んでいただけるよう努力したい」とも。
営業時間やライブスケジュールはホームページで確認できる。