浜松・舘山寺の「はままつフラワーパーク」(浜松市西区舘山寺、TEL 053-487-0511)で現在、「浜名湖花フェスタ2015 in はままつフラワーパーク」が開催されている。
昨年の4月から6月にかけて同園と「浜名湖ガーデンパーク」(西区村櫛)で「浜名湖花博2014」を開催し、2会場合わせて130万人を動員。昨年の成功を受け、浜名湖周辺の施設が協力し、花と緑を楽しむイベント「浜名湖花フェスタ」を企画。浜名湖周辺各所で開催しており、同園では桜とチューリップの開花に合わせて3月21日から開始した。
時期によって見どころがリレー形式で変わっていく同イベント。3月下旬から4月中旬にかけて、1700本の桜と60万球のチューリップが園内を彩る「世界一美しい『桜とチューリップの庭園』」を開催。昨年の花博ではチューリップが早く終わってしまうというアクシデントが起きたため、今年は遅咲きの品種なども加え長期間観賞できるように工夫したという。平行して4月上旬からはガーデンデザイナー吉谷桂子さんプロデュースの庭「スマイルガーデン」を公開。150メートルの庭を花々の色のグラデーションで魅せる。
4月下旬から5月上旬にかけては、同園理事長で樹木医の塚本こなみさんが演出する「150メートル藤棚と庭木仕立ての藤」を公開。80メートルのノダナガフジの藤棚と70メートルのシロフジの藤棚をはじめ、さまざまな形でフジを使ったアートを披露。6月には720品種100万本のハナショウブが開花し、見る人を魅了する。
家族連れの来場者も多いため園内に設置した「子ども広場」もリニューアル。老朽化が進んでいた観覧車は塗装し直し、ガラスを新しいものに替え景色がより見やすいようにした。面白い形で変わった動きをする自転車や、中に入って遊ぶバルーン遊具も導入し、子どもたちも楽しめるようにした。
「途切れることなく新しい花が楽しめる仕掛けを用意している」と同イベント担当の原田勇さん。「フラワーパークだけでなくガーデンパークや浜名湖周辺の施設を回り、イベントを楽しんでいただけたら」とも。
開催時間は8時~17時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。入場料は高校生以上=800円~1,000円、小・中学生=400円~500円(時期により変動する)。6月15日まで。