浜松・西ヶ崎で11月1日、大船渡復興支援イベント「さんま祭り」が開催される。
今年で4回目となる同イベント。震災後、西ヶ崎から岩手県大船渡市に支援活動へ行ったメンバーたちが中心となり、自分たちにも何かできないかと「大船渡応援イベント委員会」を結成。大船渡の食材などを振る舞うイベントを開催するようになり、昨年は約3000人の来場者を集めた。
会場は遠州鉄道西ヶ崎駅南側の空地。当日は大船渡の主婦も手伝いに来て、現地の食材を振る舞う。大船渡で水揚げされたさんまの炭火焼き2000食とおにぎりを無料配布。「昨年は1500匹だったが、多くの来場者を見込み今年は数を増やした」と同会委員長の神谷強(つよし)さん。500杯限定のさんまのかば焼き丼やホタテの炭火焼き(以上300円)などの販売も行う。
阿波(あわ)踊り同好会による演技や遠州天竜太鼓龍勢組による演奏、浜松出身のパフォーマンスアーティスト「Seiji Yamauchi」さんによるアートパフォーマンスなども披露。ほかに、大船渡の震災当時と復興に向かっている現在を見せる写真展や現地の方のトークショーも開催。中郡中学校の生徒による防災体験の発表や防災コーディネーターによる講座なども行う。
「イベントを通じ現地の方との信頼関係もできてきて『浜松でもし震災があった際には助けに来る』という声を掛けてもらった」と神谷さん。「震災への意識が風化してきている今、忘れないよう多くの方に足を運んでいただきたい」とも。
開催時間は10時~15時。入場無料。雨天決行。