浜松・肴町に7月27日、洋風串とワインの店「Pinchos（ピンチョス）」（浜松市中区肴町、TEL 053-523-8966）がオープンした。

フルーツたっぷりのサングリアを紹介する店員の「りょう」さん

　店主の太田宗幸さんは、自分の店を持ちたいとの思いから市内飲食店で働いていた。1年前から街中の飲食店で働く中、食と飲み物で客を幸せにしている場を目の当たりにし、自分の理想の店を作りたいと思いが強くなり独立を決意。理想の物件が見つかったため、オープンにこぎ着けた。

　店舗面積は約14坪。席数はカウンター10席、テーブル26席の計36席。内装にこだわった店内は、テキサスをイメージし木の風合いを全面的に出した作り。新品の木を酢で拭くことで、経年変化した木の風合いを作り出した。イメージを統一するために、椅子やソファもアンティーク風のデザインで特注。レンガ調の壁面やサイバーパンク風の照明など、あらゆる場所にこだわりを見せる。

　「食べ物や飲み物だけでなく、空間でもお客さまを喜ばせたいと思い内装にはとことんこだわった」と太田さん。オープンから23時までは、明るい店内にカントリー音楽をかけ、23時からは照明を落としジャズを流すことで落ち着いたバーの雰囲気を提供する2部制を導入する。

　メーンとなる洋風串は、国産和牛を鉄板で焼き上げる「至福の一串 和牛」（650円）や、「肉巻きアスパラのピリ辛焼き」（200円）、「半熟うずらカルボ」など約20種類を用意。店名にもなっている、ようじを使い一口で食べることのできるおつまみ「ピンチョス」には、マグロやホタテ、サーモンなど5種類の魚介を使った「必見！！女子力高めの魚介のカルパッチョ」や「ミニ野菜のバーニャカウダ」（各700円）など4種類を用意する。

　ワインにこだわる同店。イタリアやフランス、アメリカなど日本を含む7カ国のワインをソムリエと共に、店の料理に合う銘柄を赤白共に20種類ずつ用意。果物をワインに漬けこんだサングリアは「ピンチョリア」（500円～）という名前で提供し、ジャーグラスいっぱいの果物と共に出される。「ほかでは見たことの無いサングリア。オープンして間もないが女性から圧倒的な支持を得ている」と太田さん。

　新しい形のお通しを採用する同店。初回注文時に「お通し」（500円）がチャージ料金として課せられるが、シュラスコ食べ放題となる。以降ドリンク注文時にシュラスコのお代わりが可能となり、「牛」「豚」「鶏」の3種類から選ぶことができる（以上、税別）。

　「肴町にほかにはない店ができたと思う」と太田さん。「魅力的な店にし、有楽町の人たちを肴町に引っ張ってこられたら」とも。

　営業時間は、18時～翌2時。木曜定休。