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浜松でリノベーションスクール 空き店舗活用、都市活性化へ

「浜松駅北口広場」のプレゼンテーションを行う参加者

「浜松駅北口広場」のプレゼンテーションを行う参加者

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 浜松駅近くのザザシティ浜松(浜松市中区鍛治町)で8月5日~7日、空き店舗の活用や公共スペースの有効利用を通じて中心市街地の再生手法を学ぶ「第3回リノベーションスクール@浜松」が行われた。主催は浜松市。

最終プレゼンテーションには約160名の聴衆が集った

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 同企画は、参加者が3つのユニットに分かれ、実務専門家も交えながら各ユニットで浜松中心市街地にある実際の物件の活用案を3日間で取りまとめる取り組み。最終日となった7日は各ユニットの最終公開プレゼンテーションが行われた。

 今回、対象物件となったのは中心市街地にある店舗2件と浜松駅北口広場。店舗の活用では浜松の特産品である「遠州織物」を生かした新ブランド立ち上げや、物件オーナーが現在営業している店舗と連携する飲食事業の立ち上げなどのアイデアが発表された。一方、浜松駅北口広場の活用案は、広場をスケートボードやBMXといったストリートスポーツの競技場にするというもの。競技イベントやスポーツスクールを通じて、中心市街地を盛り上げていきたいという。参加者からは「せっかく自分たちが提案した事業。出資して当事者として関わっていきたい」との声もあった。

 2015年1月に第1回を開催。今回は24人の参加募集に対して40人の参加申し込みがあった。参加者の職業や出身地など顔ぶれはさまざまだが、回を重ねるごとに女性の参加者が増えてきているという。これまで同企画の対象物件となった店舗の中には、和風レンタルスペース「不二丘二階大広間」(浜松市中区肴町)など、事業を開始した物件もある。「ただスクールを行うだけでは意味がない。実際のエリア再生のアクションにつなげていかなくてはいけない」と浜松市都市再開発グループの佐々木豊さんは話す。

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