浜松・鍛冶町に「炭火焼 鶏や」（浜松市中区鍛冶町、TEL 053-525-8775）がオープンして1カ月がたった。

備長炭で焼き上げた、串10本盛り合わせ

　代表の永田実嗣さんは市内のバーに5年勤務。26歳で独立を志していたところ、かつて市内で焼き鳥店を営業していた料理長の沖田歩さんと出会い、オープンにこぎ着けた。

　ザザ小路に位置する店の店舗面積は約13坪。店内はカジュアルな雰囲気に仕上げ、カウンター6席、テーブル6席、座敷14席の計26席を設ける。国産の新鮮な鶏を仕入れ、衛生管理も徹底して行う。

　備長炭で焼き上げることで香りが高く、皮はパリッと、中はジューシーな焼き鳥を提供しているという同店。串焼きメニューは「白レバー串」（250円）などの希少部位から、「砂肝串」（150円）や「ねぎま串」（180円）まで約20種類。「白レバー炙（あぶ）り刺し」（680円）やモモ肉とムネ肉を使った「鶏タタキ二種盛り」（880円）など、新鮮な鶏の刺し身も用意している。

　「若い人たちにも焼き鳥を身近に感じてほしい」と永田さん。「鶏やのからあげ」（5個＝580円）などの揚げ物は8種類、「とり天サラダ」（780円）などサラダ類を3種類と「だしまき玉子」（580円）などの一品料理を22種類に丼やうどんなどを9種類そろえ、バリエーションに富んだメニューを心掛ける。ほかにも、本日のお薦めを10種類。魚介類から希少部位を使った豚串まで、その日の旬を用意する。

　酒類は通好みの日本酒や、市内で提供している店が少ない果肉入りの果実酒ブランド「くまんばち」を使ったサワーを提供。「パイナップルサワー」（580円）や「温州みかんサワー」（580円）など、今後は種類を充実させていくという。

　「20代半ばの自分たちの手で、浜松街中を盛り上げたい」と永田さん。今後はメニューのないお薦めコースのみの小料理屋も開きたいとの夢を抱く。「まずは新鮮な鶏料理のおいしさを届け、多くの人に味を知っていただきたい」とも。

　営業時間は17時～翌3時（金曜・土曜・祝前日は翌4時、祝日は24時まで）。日曜定休。