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浜松で「井伊直虎」関連の菓子販売へ 大河ドラマ放送に向け続々

御菓子あおいの「龍潭寺もなか」と社長の豊田光彦さん

御菓子あおいの「龍潭寺もなか」と社長の豊田光彦さん

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 浜松で現在、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」放送開始に向けて井伊直虎に関連する菓子が続々と販売されている。

ドリアン洋菓子店の「出世魂 味噌玉くっきー」と「出家魂 茶乃玉くっきー」

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 「御菓子司あおい」(東区有玉北町)では、井伊家の菩提寺、龍潭寺(りょうたんじ)(北区引佐町井伊谷)をテーマにした「龍潭寺もなか」(1個=200円、4個入り=930円、8個入り=1,850円)を用意。もなかの皮に井伊家の旗印の井桁(いげた)をデザイン、小袋には赤備えと井桁の旗印、包装紙に龍潭寺の本堂を描いている。小豆の粒あんと白色の手亡豆(てぼうまめ)の粒あんの2種類があり、手亡豆はあんを炊く時に金色になることから「黄金(こがね)あん」と名付けて販売する。

 店主の豊田光彦さんは「商品名にはあえて直虎の文字を使用しなかったので、大河ドラマ終了後も継続して販売する予定。今後も菓子屋として浜松市の活性化、観光地化に貢献していきたい」と話す。

 「ドリアン洋菓子店」(東区笠井町)では、出家した直虎にちなみ「出家魂(しゅっけだま) 茶乃玉くっきー」(1袋90グラム入り=399円、「出家魂」と「出世魂」のセット各90グラム入り=888円)を用意。出世を遂げた家康にちなんで2014年に発売した「出世魂(しゅっせだま) 味噌(みそ)玉くっきー」の姉妹品となる同商品。素材には女性らしさも表現できるとしてお茶を選び、生地の回りには玄米フレークをまぶすことで、当時の食事を現代風にアレンジしたクッキーがコンセプトという。玄米100パーセントのフレークと粗刻みにした茶葉の香りと味わいが特徴。

 店主の川上貴久さんは「今後も浜松の食材を使った菓子の開発を続けていきたい。菓子の販売を通して浜松の魅力を発信できたら」と話す。

 「ホテルクラウンパレス浜松」(中区板屋町)では、「井の国 戦国浪漫(ろまん) 直虎と直親(なおちか)クッキー」(「直虎クッキー」5個+「直親クッキー」5個の計10個入り=1,080円)を販売する。直虎といいなずけだった井伊直親の恋物語をテーマに同ホテルの中国料理店「鳳凰(ほうおう)」の料理長の岡部悟さんが考案した。井伊家の家紋「橘」にちなんで三ケ日のミカンの皮を使ったオレンジ色の「直虎クッキー」と直親が信州時代に愛用した「青葉の笛」をイメージし、掛川茶を使った緑色の「直親クッキー」の2種類を1箱に入れる。

 企画担当者の稲垣公俊さんは「今後も『おいしいホテル』をコンセプトとして多くの方に愛されるホテルになれたら。ほかにも直虎にちなんだ新商品を開発中なので楽しみにしていただけたら」と話す。

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