浜松・栄町の「木下惠介記念館」(浜松市中区栄町、TEL 053-457-3450)で1月29日、映画監督の山本晋也さんとNHK職員の渡辺俊雄さんを招いた対談企画「惠介を語る!with LOVE」が開催される。
松竹に入社後、黒澤明と同時期に映画監督としてデビューし、戦後の日本映画の黄金期をリードしてきた浜松出身の木下惠介。同企画ではサングラスにチョビひげ、「すごいですねぇ」の口癖でおなじみの映画監督山本晋也さんと、NHK-BS番組「衛星映画劇場」の3代目支配人を務めた渡辺俊雄さんが木下惠介の世界を解説する。
毎年、ゲストを招いて特別企画を開催している同館。過去には女優の高峰秀子の養女の斎藤明美さんや「クレヨンしんちゃん」を手掛けた映画監督の原恵一さんを招いてイベントを行った。「浜松出身であり、映画監督や俳優など多くの人が慕う木下惠介について市民をはじめさらに広く知ってもらいたい」という思いから、敬愛する山本さんと渡辺さんに打診したところ、快諾を得ることができたという。
「若い方には木下惠介について新しく知っていただきたい。リアルタイムで作品をご覧になっていた方には当時を懐かしみながら楽しんでいただけたら」と企画担当の平出文子さん。「同企画以外にも毎月第3日曜日に上映会を行っているので、まずは作品を見てもらいたい。作品作りの勉強にもなるので若いクリエーターの方にも足を運んでいただけたら」とも。
開催時間は13時~15時。入場料=1,000円。チケットは同館で販売。