浜松・入野にハンバーグ専門店「手づくりハンバーグの店 キッチンニューヨーク」(浜松市西区入野町、TEL 053-447-3131)が9月1日、オープンした。
店舗面積は48坪、席数は57席。洋食レストラン「HAMBURG & CAFE ニューヨーク」(南区大柳町)の2号店で、本店が鉄板焼きのハンバーグであるのに対して、同店では陶板焼きのハンバーグを提供。「客層を広げカジュアルに楽しんでもらえるように」とカフェバーも導入した。
オーナーの笠嶋正光さんは「この近くにはハンバーグ店が少ないので、この地域にハンバーグ文化を持ち込むという挑戦。新しい地域で、店の味が認められるかチャレンジしたかった」と話す。「陶板の遠赤外線効果でふっくらやわらかな味わいが楽しめる。カフェバーは子どもに楽しんでもらいたい。子ども連れで気軽に入れて、食事を通してコミュニケーションが生まれるような店を目指したい」とも。
ランチメニューは、「遠州ねぎ塩だれハンバーグランチ」「フライドオニオンバーグランチ」「グラタンバーグランチ」など9種類にスープまたはみそ汁、サラダ、ドリンクバー付く(各1,000円)。子ども用の「お子さまハンバーグ」(680円)にはドリンク・パフェバーが付く。
オープンに合わせて、「フライド飯(ハン)バーグ feat(フィーチャリング).カレーライス」(390円)の提供も始めた。同メニューは玉ネギをじっくりいためた甘めのカレーライスを合いびき肉のハンバーグで包み、油で揚げたもの。テークアウトも対応する。
同メニューは、「ハンバーグを通したまちおこしとハンバーグ文化の発展」を目指して活動している任意団体「食べ用!ハンバーグの会」が企画・監修をした。広報担当の田形友幸さんは「ハンバーグから飯(ハン)バーグという言葉を連想し、ご飯が主役のハンバーグがあったら面白い。中のご飯を変えることでバリエーション豊かなテークアウトグルメになれば楽しいと思った。そこで、まずはポピュラーなカレーから始めてみた」と話す。
「カレーソースだけでは味がくどくなり飽きてしまう。あえてカレーライスにこだわって試作を繰り返した。カレーライスをハンバーグで包むのには苦労した。最終的には形崩れと火の通りを考えて、揚げることでまとめた」と田形さん。「ご飯があることでモチモチ感とともにバランス良くカレーとハンバーグが楽しめるものになった。今後もいろいろな形でご飯とのメニューを考えていきたい」と意欲を語る。
営業時間は11時~22時。