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浜松に雑貨店「遊楽民」-ヒョウタンランプ作家、工房の一部をショップに

さまざまなヒョウタンランプと雑貨を飾る店内

さまざまなヒョウタンランプと雑貨を飾る店内

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 浜松・丸塚に9月23日、ヒョウタンランプなどを扱う雑貨店「遊楽民」(浜松市東区丸塚町、TEL 053-571-0703)がオープンした。

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 店舗面積は約10坪。オーナーでヒョウタンランプ作家の中村隆太さんが作るヒョウタンランプをはじめ、手作りのアクセサリーやアンティークの家具雑貨などを取り扱う。ヒョウタンランプは乾いたヒョウタンに歯医者が使うタービン(歯を削る機械)などを使って数ミリほどの穴を開けて模様を描いたもの。

 「もともとランプ制作のために借りていた物件だったが、通る人などが寄っていくようになったので、店にしてしまおうと思った。内装などはすべて自分で改装し、自分が気に入ったものを取り扱う店にした」と中村さん。

 中村さんはヒョウタンランプを作り始めて8年ほど。中村さんは「知り合いの雑貨店に100個くらいのヒョウタンをもらったのがきっかけ。初めはヒョウタンを何とか消費しようと思い、穴を空けてランプのシェードにしたりして友人に譲ったり、そのまた友人が欲しいというので作っているうちにのめり込んでいった。今ではヒョウタンからあふれる光から壁に映る模様まで計算して作っている」と話す。

 作品は10数センチのものから40センチのものまでさまざま。ヒョウタンの品種もざまざまで、農家に作ってもらったものや、自分で栽培したものを使って制作する。

 他に取り扱うアンティーク家具や雑貨も中村さん自身が買い付けに行く。中村さんは「アンティークのものなどは気に入ったものを探しに海外にまで行くこともある。古いものや手作りのものを通して懐かしさや温かさを感じでもらえれば。一つのものを大切にする心があれば人や動物、植物など、いろいろなものを大切にできると思う。そんな気持ちが伝わればうれしい」と話す。

 「最近はヒョウタンランプがメディアにも取り上げられ少しずつ知名度が上がっているし、作家も増えている。クオリティーを高めながらもこの技術を使って他のことにも挑戦してみたい」と意欲をみせる。

 営業時間は12時~20時。不定休。

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