浜松商工会議所(浜松市中区東伊場2)は12月10日、「第6回 浜松ホームページコンテスト」の表彰式を開催した。
浜松地域のホームページの質向上のきっかけづくりの場を提供するとともに、地域のウェブを活用したIT経営先進事例を発掘することを目的に毎年開催している同コンテスト。今回は168件の応募があった。
浜松商工会議所 会頭賞はCMS(コンテンツマネジメントシステム)を活用したホームページ制作コンテンツを提供する「MP」(中区)が、浜松市長賞は「天竜浜名湖鉄道」(天竜区)が、それぞれ受賞。事業所PR部門では「冨田ピアノ」(東区)が受賞したほか、ネットビジネス部門賞には「シーエムエー(チャイナデスク)」が、ネット通販部門賞は「コウジヤ」が、ブログ活用部門は「山田鍼灸院」(以上、中区)が、IT経営部門賞は「四季彩堂」(東区)が、それぞれ受賞。
これらのほか、「非常に出来が良かったよかったが、1つの部門では評価しにくかった」として、審査員特別賞を「鳥居食品」と「田町梅月」(以上、中区)が受賞した。
当日は各受賞者が集まりパネルディスカッションを開催。会頭賞を受賞したMPの天野加苗さんは「見た人が分かりやすく理解してもらえるように漫画マンガをサイトに加えたことがポイント」とし、審査に当たったITコーディネーターの和田喜充さんも受賞の大きなポイントとして評価した。
そのほか、鳥居食品の鳥居大資社長は「独自ドメインのサイトとして日本で一番のソース販売サイトにしていきたい」と抱負を述べた。
プロジェクトのコーディネーターも務める和田さんは、今回のコンテストを振り返って、「回を重ねるごとに着実にレベルアップしている。ホームページを見ていると、経営者は経営に集中し、かつホームページを経営に生かすことができる人が増えてきていることがうかがえ、開催の目的も徐々に達成しつつある。来年も多くの事業所に参加してほしい」と話す。