小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還カプセル-浜松で展示始まる

会場前にできた行列

会場前にできた行列

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 浜松・板屋の展示・イベント会場「アクトシティ浜松」(浜松市中区板屋)で12月17日、小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還カプセルの展示が始まった。

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 開場初日と静岡県初ということもあり朝8時ごろから人が並び始め、9時30分の開場直前では長い行列ができた。

 はやぶさは2003年に打ち上げられ、2005年に小惑星「イトカワ」へ到着してサンプルの収集を行った後、いくつもの困難を乗り越えて今年6月13日に地球へ帰還。イトカワのサンプルが入ったカプセルを放ってはやぶさは大気圏で燃え尽きた。カプセルはオーストラリアで発見された。

 展示するのは、カプセル本体の「インスツルメントモジュール」、カプセルの制御を行った「搭載電子機器部」、地上に落下する際に開いた「パラシュート」、カプセル背面を熱から守る「背面ヒートシールド」の本物。ほかに、5分の1スケールのはやぶさの模型やカプセルのカットモデルの模型なども展示する。

 開場前に並ぶ人は「宇宙が好きで7月の相模原にも行った。その時は一瞬しか見られなかったが、今日はじっくり見られるのでは、と楽しみにしている」(38歳男性)、「こんな素晴らしいことが浜松で見られるとは素晴らしい。現物を見ることで日本の素晴らしさが良くわかるのでは」(66歳男性)、「はやぶさを見るのが楽しみ。映画を2回も見た」(6歳男児)などと話していた。

 展示時間は9時30分~20時(19日は17時まで)。入場料は200円。今月19日まで。

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