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全国お茶まつり静岡大会が浜松で初開催 県内開催は9年ぶり、消費拡大に力

全国お茶まつり静岡大会の消費拡大イベント「はままつ茶+」をPR

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 「第78回全国お茶まつり静岡大会」が11月2日・3日、浜松市で開かれる。静岡県や浜松市、日本茶業中央会、静岡県茶業会議所などで組織する実行委員会が主催する。

「春野茶をはじめ浜松のお茶を知ってほしい」と話す栗崎貴史さん

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 静岡県内では9年ぶり、浜松市では初めての開催となる。大会式典と展示は2日、浜松市福祉交流センター(中央区成子町)で行う。展示は全国茶品評会に出品された787点をそろえる。8月下旬に開かれた審査会では、普通煎茶4キロの部で春野茶振興協議会の栗崎克之さん(栗崎園)が最高位の1等1席(農林水産大臣賞)を獲得するなど、浜松勢が躍進した。同じく入賞した同協議会の栗崎貴史さん(栗崎園)は「浜松での大会開催が決まったことで生産意欲が一層高まった。春野茶をはじめ茶産地としての浜松を広く知ってもらう機会になれば」と話す。高得点者が多い市町村に贈られる産地賞でも浜松市が普通煎茶4キロの部で1位を獲得、深蒸し煎茶の部では掛川市が5連覇を果たした。

 消費拡大を目的とする同大会の関連イベント「はままつ茶+(ちゃぷらす)」は2日間、浜松城公園(浜松市中央区元城町)などで展開。販売ブースには県内外から約100店が出店し、静岡と九州や京都などの茶の試飲・販売をはじめ、茶を使ったスイーツなどもそろえる。ステージライブでは、同大会の公式アンバサダーで、ご当地アイドルグループの「fishbowl(フィッシュボウル)」が2日間、浜松市出身のシンガーERIKOさんが3日に、それぞれ登場する。サテライト会場となる浜松いわた信用金庫本店棟では、当日参加可能な茶のいれ方教室を開くほか、事前申し込みが必要な茶道家による講演会(2日)や「浜松ミルクティー」の飲み比べができるワークショップ(3日)なども企画。このほか、浜松市内にある老舗の製茶業者の茶園見学やワークショップなどを盛り込んだ特別バスツアーも3日に計画する(要事前申し込み)。

 「はままつ茶+」実行委員会事務局を務める浜松市農業振興課の河合伸哉さんは「お茶にまつわる内容を詰め込んだイベントが盛りだくさんなので、楽しんでほしい」と話す。

 開催時間は、式典=14時~16時、出品茶の展示=10時~16時30分。「はままつ茶+」は両日10時~16時。入場無料。

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