菓子メーカー「三立製菓」(浜松市中央区中央)が12月10日、東海4県のセブン-イレブンで「源氏パイアイス」の再販を始めた。
来年60周年を迎えるロングセラー商品「源氏パイ」にアイスクリームを組み合わせた「源氏パイアイス」
三立製菓は、1921(大正10)年に設立し、2021年に100周年を迎えた菓子メーカー。「カンパン」「チョコバット」「かにぱん」などの商品を展開している。
「源氏パイアイス」は、来年60周年を迎える同社のロングセラー商品「源氏パイ」にアイスクリームを組み合わせたスイーツ。アイスの上に丸ごと1枚載せた「源氏パイ」が目を引く。昨年12月、静岡県と愛知県東部エリアのセブン-イレブンで1万6千個を限定販売したところ好評だったため再販を決めた。今回は5万個に数量を増やし、販売エリアも静岡・愛知・岐阜・三重の4県に拡大した。
開発のきっかけは、SNSで「源氏パイにアイスを組み合わせるとおいしい」との声が多く寄せられたこと。同社のホームページでもアレンジレシピとして「アイス載せ」を紹介しており好評だったという。源氏パイは幅広い世代に親しまれているが、若年層へのさらなる浸透を目指し、コンビニエンスストア限定商品として商品化した。
「源氏パイアイス」に使う「源氏パイ」は一枚一枚手作業で載せ、アイスクリームは「源氏パイ」の風味を引き立てる味わいに仕上げたという。細かく砕いたパイをアイスに練り込み、異なる食感を楽しめる工夫もある。「アイスに混ぜてもサクサク感を損なわないのもおいしさのポイント」と広報宣伝室室長のかにぱんお姉さん。パッケージにはおなじみの「源氏パイ」のエンブレムを大きく描き、水色のリボンでアイスの爽やかさを演出している。
かにぱんお姉さんは「昨年の販売時は『どこに行っても買えない』という声が多かったので、数量を3倍近くに増やした。寒い時期の発売なので、暖かい部屋でアイスを囲んで家族だんらんの時間を過ごしてもらえたら」と話す。「いつか『かにぱんアイス』も作れたらうれしいるん」とも。
価格は361円。1個95ミリリットル入り。