「CAFE HARMONY」(浜松市浜名区細江町)が12月19日、オープンした。
カレーはズワイガニをベースにしたアメリケーヌソースをかけて仕上げる
飲食業界で20年以上の経験を積んできたという店主の清水ともえさんと、ホテルのレストランに勤務した経験がある清水さんの娘・菅沼彩華さんが親子で運営する同店。清水さんは、コーヒーや人が集う和やかな雰囲気が好きで、いつか自分のカフェを開くのが夢だったという。菅沼さんが自宅を新築する際に、菅沼さん夫婦から家に店舗を併設してはと提案を受けたのを機に、本格的にカフェのオープンを検討し始めたと振り返る。菅沼さんも運営に加わり、母子で力を合わせて開店にこぎ着けた。
店舗面積は約10坪。席数は、テーブル席=12席、カウンター席=4席。店内の壁には、清水さんがこよなく愛する猫をモチーフにしたブリキの看板を並べ、カジュアルな雰囲気に仕上げた。
メインメニューのベーグルとカレー、ドリンク、ケーキはテイクアウトにも対応。ショーケースには、3種類の国産小麦粉をブレンドして作ったベーグル約20種類を用意する。素朴な風味が味わえるという「プレーン」「ゴマ」「オニオン」(各220円)、生地にレーズンを練り込んだ「レーズン」(270円)のほか、クリームチーズや野菜とともに生ハムやスモークサーモンなどをサンドしたベーグルも用意する。「アップルシナモン」「あんバター」などのおやつ系ベーグルもそろえる。サラダとスープまたはドリンクのセット(ベーグルの価格プラス500円)も用意する。
「カレー」(1,000円)に、清水さんが以前勤務していた洋食店「シェ・モア」の料理長から受け継いだレシピを使う。リンゴと玉ネギを入れた甘みのあるルーに、ワタリガニを砕いて長ネギやセロリと炒めたアメリケーヌソースをかけて仕上げる。清水さんは「『シェ・モア』は閉店してしまったので、アメリケーヌソースのカレーが食べられず寂しさを感じていた。店を構えたらこのカレー提供したいと考えていた」と話す。
ランチタイムには、カレーやベーグルに前菜、サラダ、スープ、ドリンクが付く「カレーランチ」(1,500円)、「ベーグルランチ」(800円)を用意。ティータイムには、「パフェ」(単品=700円、ドリンク付き=1,000円)、ケーキやシューアイスなどを盛り合わせた「特製デザートプレート」(単品=1,200円、ドリンク付き=1,500円)を提供する。ドリンクメニューは、「エスプレッソ」(400円)、「カフェラテ」(各550円)など約15種類をそろえる。
今後は、メニューを徐々に増やしていく予定という。「気軽に集える店にしていきたい。コーヒー1杯だけでも構わないので、普段使いをしてもらえたら」と清水さん。菅沼さんは「近所の方が来やすく、リピートしたくなるお店を目指したい」と話す。
営業時間は11時~18時。