フレンチ居酒屋「bistro habile(ビストロ アビル)」(浜松市中央区葵東)が12月13日、オープンした。
「ビストロ(大衆食堂)」をコンセプトにフランス料理やワインをメインに提供する同店。店主の鈴木巧也さんは調理師学校卒業後、名古屋や浜松のホテルや飲食店で15年以上修業を積み、フランス料理や和洋折衷料理などを学んだ。フランス料理をリーズナブルな価格で楽しめる店をつくりたいと、同店のオープンを決めた。鈴木さんは「リラックスして会話を楽しめるような空間を提供し、『フランス料理は高い』というイメージを払拭したい」と話す。
店舗面積は約20坪。席数はテーブル席18席、カウンター席5席。店内は塗り壁を基調にレンガやメニューを記載したブラックボードを飾るなど、フレンチカントリーをイメージしてデザインした。
一般的なフランス料理店で提供するコース料理はあえて用意せず、ランチはワンプレートセット、ディナーは一品料理を組み合わせて注文を受ける。提供する料理には、マヨネーズやドレッシングなどを含め、できる限り既製品は使わず、素材のうまみや香りを引き出すよう手作りするという。
ランチのワンプレートセットは、「Petit(プチ)」(1,650円)と「Grand(グラン)」(2,100円)の2種類を用意。サラダ、季節のスープ、前菜(プチ=4~5種、グラン=7~9種)、ドリンクをセットにし、メイン料理は肉と魚から選べる。ディナーは、店内で肉を腸詰めするフランクフルトに粒マスタードやマッシュポテトを添える「自家製フランクフルト」(700円)や、ダッチオーブンに盛り付ける「ラザーニャ」(1,250円)など、約30種類の一品料理を用意する。
酒は、ビール、日本酒、カクテル、自然派ワインや国産ワインなど幅広くそろえる。4人以上を対象に、7~9種の料理をセットにする飲み放題コース(6,000円)も用意する。
オープン後はすでにリピーターもあり、順調な滑り出しという。鈴木さんは「今後はメニューを増やしテイクアウトにも対応したい。店のコンセプトを大切に地域の方に愛される店づくりをしていきたい」と話す。
営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=18時~24時。日曜定休(月曜が祝日の場合は日曜も営業)。