インドネシア料理店「SUI CHAN(スイちゃん)」(浜松市中央区肴町)が12月25日、オープンした。
店主の川合恭子さんと夫でシェフのイ・ネンガ・スイトラさんが夫婦で経営する同店。バリ島出身のスイトラさんは、現地でも飲食店を経営しており、「いつか日本で飲食店を開きたい」という夢を実現した。川合さんはバリ島で10年ほど生活していた経験があり、現地のホテルスタッフとして働いていた際に、スイトラさんと出会ったという。
メニューは、インドネシア料理の一つ「バリ料理」が中心。通常豚肉を使うメニューが多いが、誰もが楽しめるように豚肉を使わない「ハラルバリ料理」として提供する。川合さんは「20年越しの夢がかなった。多くの人にバリ料理を楽しんでほしい」と話す。
店舗面積は約10坪。席数は、テーブル席16席、カウンター席3席を用意。デザインは現地の絵やワラで編み込んだ座面のイスなどを使い、バリの雰囲気を感じられる装飾を施したが、エスニック感を前面に押し出さず、シンプルな空間に仕上げた。
料理は日本人にも食べやすいようにアレンジしているが、辛さなど「本場の味」のリクエストにも対応する。ライスは日本米と現地のバスマティーライスをブレンド。バリ料理の調味料「ブンブバリ」は15種類のスパイスを独自に配合している。
メニューには、淡水魚「テラピア」を揚げてスパイスで仕上げるバリ料理の一般的な魚料理「グラミニャニャ」(1,900円)や、インドネシアで流行中というバリのラーメン「ミーニュムック」(1,300円)をはじめ、魚の包み焼き「ペペスイカン」(1,300円)、「グリルチキン」(1,800円)、「ココナツカレー」なども用意。ディナーセットも数種類用意する。ナシゴレンセット(1,400円)は、ピーナツソースで味付けした鶏の串焼きや「ガドガドサラダ」をセットにして提供する。
団体向けコース(4,000円~)はデザートを含む7品で、追加2,000円で飲み放題が付く。ランチタイムには、ナシゴレンやグリルチキンをメインにしたセットメニュー(1,200円~)を4種類用意する。
川合さんは「日本人はもちろん、誰の口にも合うのがインドネシア料理の魅力。国籍問わず多くの人が交流できる場所になれば」と話す。
営業時間は、11時~14時30分、18時~22時。月曜定休。