ドッグイベント「デカケルわんこびより」が1月19日、浜松城公園横の葵広場（浜松市中央区元城町）で開催される。

浜松城公園横の葵広場をメイン会場にするドッグイベント「デカケルわんこびより」

　犬連れが集まる楽しい場所を作ることで、来場者にマナー向上のメッセージを伝えたいと2022年に初開催した同イベント。初回はフリースペース「リアンディ」（浜松市浜名区）で行い、以降は東海地区を中心に開催してきた。

　イベントでは、パブリックスペースでの犬の排泄に関する衛生意識の向上を目指し、犬連れの来場者にはマナーウエアの着用を呼びかける。会場内には犬用トイレを設置し、マナーウエアは当日販売もする。主催者の豊田香さんは「イベントを通じてマナー向上を促し、犬連れの社会的立場を高めたい」と話す。同会場では昨年11月に初開催し、今回が2回目となる。

　会場には犬関連の雑貨や食品を扱う44ブースが出展。犬連れ以外の来場者も楽しめるよう、アクセサリーやイラスト雑貨などの物販やワークショップも用意する。時計台広場から市役所通りにかけては、キッチンカー9台が並ぶ。

　マナー向上の推進活動として、イベントスタッフとボランティアによる公園内清掃活動も予定する。豊田さんは「約1時間の清掃で、いつもお世話になっている浜松城公園に恩返ししつつ、偶然訪れた犬連れの人などにマナー向上のメッセージを伝えたい」と話す。

　民間資格「ペット災害危機管理士」によるペット防災に関する情報発信も行う。アンケートに回答することで、自身と照らし合わせながら知識を身につけられるという。「災害時にペットが避難所でどのように生活するのかを知ることで、食料や備品の準備、事前トレーニングの必要性を感じてほしい」と豊田さん。

　今後は、第3回として3月15日と16日に開催を予定する。豊田さんは「浜松は政令指定都市の中で犬の登録数が最も多い都市。ドッグイベントとして楽しんでもらい、その上でマナー向上へのメッセージが広がるよう期待している」と話す。

　開催時間は10時～16時。入場無料。