歌手のニクヅキケイトさんが1月11日、デビュー曲「原点~遠淡海(とうつおうみ)のせせらぎ~」を発表した。
幼い頃から歌手になることを夢見ていたニクヅキケイトさん。10年ほど前に芸能オーディションを受けるなど挑戦を重ねてきたが、歌手デビューには至らなかったという。現在27歳のケイトさん。浜松市の中心市街地の飲食店に勤務する傍ら、地元を活気付けるきっかけにしたいと、楽曲制作を決意した。コンセプトは「浜松の応援歌」。ケイトさんは「浜松で生まれ、浜松に育てられてきたので、その恩返しをしたい」と話す。
作詞・作曲は自身で手がけた。歌謡曲や演歌が好きなため、誰が聞いても受け入れやすい落ち着いたスローテンポの「王道のポップス」に仕上げた。つらい時に浜名湖畔で音楽を聞き、それを力にしてきた経験から、浜松や浜名湖を舞台に作詞したという。曲名の遠淡海は浜名湖の古称。歌詞には浜松の繁華街「有楽街」なども登場する。
「今悩んでいる人に対して、無理やり元気づけるようなものではなく、寄り添って応援できるように思いを込めた」とケイトさん。「まずは地元を一番大事にしたい。地元のイベントなど、機会があれば積極的に出演したい」と意気込む。
曲はダウンロード販売で250円。アップルミュージック、スポティファイ、LINEミュージック、ユーチューブミュージックなどの音楽配信サイトで販売する。