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浜松科学館で綿花フェア 綿花と浜松の産業つなぐ

「綿花と浜松の産業のつながりを知るきっかけにしてほしい」と話す三島さんと山下さん

「綿花と浜松の産業のつながりを知るきっかけにしてほしい」と話す三島さんと山下さん

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 「MENKA Fair(メンカフェア)」が現在、浜松科学館(浜松市中央区北寺島町256-3)で開催されている。

かわいらしいシマエナガマスコットは綿花のワークショップで作ることができる

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 同館は、青少年の「科学する心」を育むことを目的に、「自然」「光」「音」などテーマ別の展示のほか、ドーム径20メートルの大型プラネタリウムを備える施設。地元産業の歴史や技術を学ぶ機会を提供するため、浜松を代表する企業「ヤマハ」「スズキ」「河合楽器」などの協力を得て、各社の技術や実物資料の展示も行う。

 今年で3回目となる同イベント。「綿花」に焦点を当て、綿花を原材料とする繊維産業における技術が、今日の浜松におけるオートバイや自動車産業発展のきっかけとなった歴史的道のりを紹介する。併せて、実際に綿花に触れる機会を提供して魅力を伝える。体験型ワークショップなど楽しみながら学べる企画を用意する。

 同館では4年前から、事業企画グループの山下真樹さんを中心に敷地内にある畑で綿花を栽培してきた。同取り組みを生かしたワークショップ「綿花でシマエナガを作ろう」(200円)は、育てた綿花を使ってフワフワマスコットを作る手芸体験。このほか、綿繰り機を使って綿花から種を取り出す「種取り体験」、綿花が浜松のものづくり産業へと発展した歴史を紹介する紙芝居、繊維をねじることで糸を紡ぐ「糸紡ぎパフォーマンス」なども展開する。

 同グループメンバーの三島枝理子さんは「一つの植物である綿花が、浜松の産業の基になっているところに面白さがある。大人になって知ることもあると思うので、子どもと一緒に家族で来館してもらえたら」と話す。

 開催時間は9時30分~17時。入館料は、大人=600円、高校生=300円、中学生以下無料。月曜定休。2月16日まで。

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