
ネパール料理店「ネパール母さんのダルバート食堂」(TEL 090-6571-6471)が3月6日、浜松市中央区三方原町にオープンした。
ネパールの家庭料理「ベジ・ダルバート」 毎日食べても飽きない優しい味
ネパール出身で店主のカラル・ビシュヌさんは、14年前から夫のアルジュンさんが経営するインド・ネパール料理店「LOTUS(ロータス)」(中央区根洗)に勤めてきた。「ネパールの家庭料理店を開いてほしい」との常連客の声を受け、同店の開店を決めた。店名の「ダルバート」は、ネパール語の豆(ダル)とごはん(バート)を組み合わせた言葉。豆のスープとごはんを中心に、漬物「アチャール」やカレー、青菜炒めなどをセットにした「ネパールの定食」を提供する。
店舗面積は約12坪。カウンター=5席、テーブル=12席を用意。店内にはネパールから取り寄せた手すき紙を使ったランプや民族打楽器などを飾り、ネパールらしさを感じるよう仕上げた。
豆3種類を使ったスープ、大根をマスタードで漬けた漬物、野菜4種類をレモンで漬けた漬物、根菜類のカレーをセットにした定食「ベジ・ダルバート」(1,080円)は、ごはんの上にはパパドという豆せんべいを載せて仕上げる。チキンカレーを加えた定食「チキン・ダルバート(1,180円)」も用意する。スープとカレーは日替わりで、漬物は季節ごとの旬の野菜を使う。ごはんとスープはお代わり無料。
このほか、唐辛子やトマト、ゴマパウダー、ネパールサンショウなどを合わせたピリ辛ソースを添えた「ネパール餃子(ぎょうざ)」(650円)、ネパールのチャイ「チア(300円)」、「ネパール紅茶(250円)」なども用意する。金曜・土曜・日曜のディナー営業では、「タンドール・チキン」(600円)など酒に合う料理も提供する。
オープン後は、「ロータス」の常連客に加え、インスタグラムの反響や近隣からの来店が多いという。ロゴデザインを手がけたスタッフの高木のどかさんは「ネパール料理は、辛いカレーとナンのイメージがあるが、家庭料理は穏やかなさらっとした味わい。みそ汁と漬物とごはんを愛する日本人にはなじみやすいと思う」と話す。ビシュヌさんは「ネパール料理はどの年齢層にも合う味。食べたことがある人はもちろん、初めての人にも喜んでもらえると思うので、一度食べてほしい」と話す。
営業時間は11時30分~14時30分(金曜・土曜・日曜は17時30分~21時も営業)。月曜・木曜定休。