浜松科学館(浜松市中央区北寺島町、TEL 053-454-0178)が12月26日、天竜浜名湖鉄道を舞台にしたオリジナルプラネタリウム番組「星空紀行」の投影を始める。
今年は天浜線の前身、旧国鉄二俣線の全線開通から85周年に当たることから、2020年に公開した同タイトルの作品を完全リメークした。同館の天文チーム副リーダー伊藤将宏さんが制作を担当した。列車の先頭車両から360度カメラで掛川駅―新所原駅間の車窓風景を撮影し、要所要所で列車を降りて各地の星空を記録した。
番組は舞阪町弁天島上空の星空解説からスタート。掛川駅を皮切りに遠江一宮駅-敷地駅間の夜空、天竜二俣駅の転車台、天竜川を渡る鉄橋、常葉大学前駅の夜空、浜名湖周辺、終点の新所原駅などがドームスクリーンいっぱいに映し出し、実際に列車で旅をしているような臨場感が体験できるという。
伊藤さんは「車窓の景色を存分に楽しんでほしい」と話す。
投映時間は14時30分~15時25分。土曜・日曜・祝日のほか2025年12月26日~2026年1月6日と3月20日~同31日は13時~13時55分も投映する。12月29日~1月3日は休館。2026年5月31日まで。
入場料・観覧料は、大人=1,100円、高校生=550円、中学生以下無料。