浜松・葵西の寝具店「快眠の創造・提案 杉屋」(浜松市中区葵西、TEL 053-437-0012)が10月20日、リニューアルオープンした。
1966(昭和41)年創業の同店の店舗面積は50坪。今回のリニューアルでは外壁に格子を使い、落ち着きのあるデザインにしたほか、内装もリフォーム。「じっくりと商品を体験してほしい」という狙いから、靴を脱いで上がれるスペースも設けた。2階は展示会などに使える25坪のギャラリースペースを新設した。
専務の大杉直広さんは「リフォームではお客さまにゆっくりと商品を体験してもらえるようゆとりを持たせることを心掛けた。ふとん屋というとそれだけに尽きてしまうが、うちでは『眠り』を総合的に考えた提案をしている」と話す。
商品は枕やベッドマット、布団などで、枕やベッドマットなどはオーダーメードで作ることも可能。専用の機械で体のラインを測定し、その人に合った高さ、柔らかさなどを検出して商品提案を行う。
寝室のカーペットやアロマポット、照明、快眠促進音楽のCDなども用意し、「寝室の睡眠環境をトータルコーディネートして生理学的なアドバイスまで行う」同店。睡眠環境診断士の資格を持つ大杉さんは「『眠り』は奥が深く、不眠などはいろいろなことが絡み合っている。カウンセリングを行い、それぞれの睡眠環境に合ったアイテムを提案している」と話す。
最近では肩こりや腰痛の悩みを訴える人が多く、特に若い人が多いという。「体の不調が寝具の影響からと思っている人はほとんどどいない。万人に合う商品はないと思うので、自分に合った寝具を選ぶことで睡眠をコントロールできることを知ってほしい」と大杉さん。「布団などの寝具に価値を持つ人は少ないが、『睡眠』に関心を持ち、それが自分への投資になると考えてもらいたい。ここが眠りの相談所のような存在になれたら」とも。
営業時間は10時~19時。水曜定休。