浜松・紺屋の絵本専門店「絵本のキルヤ」（浜松市中区紺屋、TEL 053-477-2687）で現在、革細工作家の久保田善洋（よしひろ）さんによる初めての個展「本とカバン」が開催されている。

メモ帳の「RHODIA（ロディア）」カバー

　久保田さんは「展示しているものは全て今回の個展に合わせて作ったもの。今回はなるべく同じ革を使いいろいろな質感を出してみようと試みた。リオという牛の肩の部分の革を使い、もんだり洗ったりしていろいろな表情を出した」と話す。

　展示作品はカードケース（4,200円）、ブックカバー（4,500円）、パスケース（2,800円）などの小物8種と、ポシェット、ミニショルダーバッグ（6,800円～）など9点。本をモチーフにしたペンダント（1,500円～）も展示。これら作品は全て販売する。ポシェットなどは受注生産で、購入客の要望に対応できる範囲であればサイズの変更なども可能。アフターケアにも対応する。

　同店の星野紀子店長は「実際にかけてみるとイメージもいいので、遠慮せずに試してもらいたい。クリスマスも近いのでプレゼントなどにも喜ばれるのでは」と話す。

　久保田さんは　「初の個展で不安もあったが、『どれにしよう』と迷ってもらうのを見るとうれしかった。革は傷がついたりシミができたりしてしまうが、それも踏まえて革の魅力をわかってもらえる人に使ってもらえれば」と話す。

　営業時間は10時30分～18時30分（平日は17時30分まで、水曜は13時から）。火曜定休。個展は12月4日まで。12月2日18時30分から鴨江別館（鴨江町）で小学生以上を対象にしたワークショップを開催する。参加費は2,000円。