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「はままつミュージカルフィルム」撮影始まる-市制100周年事業の一環で

浜松の有楽街で踊る演技する出演者

浜松の有楽街で踊る演技する出演者

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 浜松市内で現在、「はままつミュージカルフィルム(仮)」の映画撮影が行われている。映画は浜松市100周年事業の一環として行われ、タイトルは仮タイトル。

有楽街で撮影の結果をチェックする出演者たち

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 同作品は浜松市出身の鈴木研一郎さんが監督を努める。鈴木さんは12歳のころに友達と2人で映像作品を作ったのが初めて。学生時代は映画研究会に所属し、今までに「街の音、なにがしの唄」などの映画を手掛け4作品が映画祭に入選するほどの実力派。今までの作品では音楽に関わる作品が多く、鈴木さん自身も作詞・作曲をするという。

 ストーリーはまだオープンにされていないが、浜松を舞台にこどもから大人までの8人による7つのストーリーで構成される群像劇。家族や友達などによる人間関係をミュージカルと交えて作るという。鈴木さんは「浜松は音楽の街をいわれるように、音楽の力を強く感じる。本格的なミュージカルのようにせりふなども全て歌にするようなことはしていない。要所要所でミュージカルを取り入れるようにしている」と話す。

 出演者は浜松出身や浜松で活躍している人でシンガー・ソングライターの川口直久さん、畑中摩美さん、漫才芸人の「虎あげは。。」、女優の中西祥子さん、ダンサーの麗ダンシンさん、bableさんなど。このほか、浜松に縁(ゆかり)があることを条件にオーディションを行い、一般100人近くが出演している。

 出演者の「虎あげは。。」のゲンジョウさんは「とにかく楽しい。台本を見て自分だけの演技を考えてしまったが、監督は全体のことを考えていることに、すごさと新鮮さを感じた」と話す。

 撮影は9月から始まり、一部東京での撮影があるものの、ほとんどの撮影を浜松市内で行っている。上映は来年の3月にシネマイーラで行うが、それ以降も浜松祭や桜などの撮影を行い、再編集後に完全版として来年中に公開する予定。

 鈴木さんは「浜松の人に見てもらい、浜松魅力を再発見してもらいたい。知り合いが出ている人は友達を誘って見に来てほしい。浜松外部へのアピールにもなれば」と話す。「浜松といえばウナギなどをイメージするが、あえてウナギなどは出さない。浜松の有名な場所を外して、浜松に住んでいるから知っているコアな場所をチョイスしている」とも。

 同作品では個人、企業などに協賛金の協力を呼び掛けている。協賛すると口数により、エンドロールの名前記載やエキストラ出演権などがある。詳細はホームページで確認できる。

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