浜松の地ビールレストラン店「マイン・シュロス」（浜松市中区中央3、TEL 053-452-1146）のギャラリーで1月31日から、浜松在住のアマチュア写真家10人によるグループ展「HAフォトグラファーズ展」が開催される。

　同展は今年で3回目。メンバーは趣味で写真撮影を楽しんだり、各所で個展などを開いたりしているアマチュアカメラマンが中心。

　同展ではコンセプトなどは設けず、既成概念にとらわれない作品を発表。作品は数十枚の写真を高さ3メートルの壁面、床を使って自由に展示する。実行委員会の仙頭健司さんは「年々見に来てくれる方や常連になってくれる方も増えてきている。独特な展示方法にもなじんでもらえているのでは」と話す。

　初参加で文化芸術大学卒の水野寛子さんは、自分の部屋をいろいろな視点から写した写真のほか、壁にプロジェクターで投影した映像を写真にしたものなども展示する。水野さんは「全て見慣れた部屋の一部だが、『ぱっと見』では何の写真か分からないものも多い。日常の視点をいろいろな角度から見ることの大事さなどを伝えたい」と話す。

　同じく初参加の塚本千栄さんと山川歩美さんは「88（パチパチ）」のユニット名で出展。バリ島の旅行写真を使って、ゆったりとした空気を作品で伝える。

　「前回に引き続き『浜松を元気にしよう』という合言葉の下、カメラと写真を愛するメンバーが集結する。前回よりもさらに楽しめる展示にして行きたい」と仙頭さん。「堅苦しく構えず、自然な気持ちで写真を感じてもらえたら」とも。

　開催時間は11時～20時（最終日は19時30分まで）。入場無料。2月5日まで。