浜松・田町の「万年パークビル」(浜松市中区田町)8階の多目的スペースで4月21日、「クリエイターズシンポジウム@浜松」が開催される。
昨年11月に開催された「デジタルサウンドシンポジウム」の続編となる同企画。浜松クリエイティブ産業機構が主催する。
当日は静岡大学 情報学部情報社会学科の赤尾晃一准教授、NPO法人「クリエイティブクラスター」理事長でクールステーツ・コミュニケーションズ研究所社長の岡田智博さん、ニコニコ動画を中心にコンテンツ配信を行うフリーデザイナー・映像ディレクターで初音ミクの「Tell your world」のプロモーションビデオを制作したわかむらPさん、ニコニコ動画を中心にボーカロイドを使った楽曲を発し、インターネットなどでの著作権関連の議論に積極的に発言やライブイベントなどで会場を沸かせるデッドボールPさん、「第13回国際ニコニコ映画祭」で大賞・ユーザー賞などを受賞した清水誠一郎さんら5人による講演やトークが行われる。
同機構の山森達也さんは「今までクリエーターというと特殊な存在だったが、インターネットなどを活用して消費者が作品を生成していくメディアが盛んになり、誰もが自分から作品を発表できる時代になっている。クリエーターの利益そのものが形態を変えつつある。こうした作品は著作権などがはっきりしていないこともあり正統に評価されていない。このシンポジウムでは著作権周辺の議論を中心にクリエーターにとっての利益とユーザーが求める作品の在り方、権利について議論を行いたい」と話す。「個人で作品制作をしている人には自分の作品の価値を守っていく術を考えてもらいたい。こうした人が集まれば面白いことが起こるのでは」とも。
13時30分開場、14時開演。入場無料。詳細はブログで確認できる。