浜松に「霧下そば」の店-本場・長野県信濃町から職人もスカウト

「りすとらんて あぜくら」の店舗外観

「りすとらんて あぜくら」の店舗外観

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 浜松・半田山に3月25日、そば店「りすとらんて あぜくら」(浜松市東区半田山4、TEL 053-545-7166)がオープンした。

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 同店は、長野県信濃町にある黒姫高原の「霧下そば」を使ったそば店。黒姫高原で採れる原ソバ(ソバの実)は希少品で通常では入手困難。しかし、同店では運営を手がける「マルホウフードビジネス」(浜北区)がその入手ルートを確保し、自家製粉でそばを提供する。自家製粉し、そば打ちする職人も霧下そばの産地である信濃町柏原からスカウト。昔ながらの石臼びきの手法でそば粉をひき手打ちで提供する。

 オープンのきっかけは、同社社長の鈴木豊さんが知人の紹介で霧下そばを食べたこと。霧下そばのおいしさにほれ込んだ鈴木さんは、浜松に霧下そばの店が無いことから、この地域の人にも霧下そばを食べてほしいと同社新規事業として開店にこぎ着けた。

 メニューはニ・八そばの盛りそば(800円)のほか、山かけ(1,000円)、天盛り(1,300円)、十割そばの盛りそば(1,000円)、山かけ(1,200円)、天盛り(1,500円)など。

 同社の近畿支社から直送で京鴨を仕入れ、鴨せいろ(1,600円)として提供したり、京都の名産である「さばの棒ずし」(1本2,000円)なども現地で職人が手作りしたものを仕入れて提供している。

 鈴木さんは「原ソバを仕入れてから提供するまで手間やコストはかかるが、おいしいそばを味わってほしい」。自身がホテルで料理長を兼任した経験から、「『りすとらんて』と名付けたように、今後はそばだけでなくパスタなどの洋風メニューも取り入れ、宴会やそば懐石などの料理も提供したい」と意欲をみせる。

 営業時間は11時~15時、17時~20時30分。木曜定休。

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