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浜松産ブルーベリーを使ったフルーツビネガー発売-1年かけ飲みやすさ追求

新商品のブルーベリービネガー

新商品のブルーベリービネガー

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 浜松の老舗ソースメーカー鳥居食品(浜松市中区相生町、TEL 053-461-1575)は5月30日、浜松産ブルーベリーを100パーセント使用した「飲むフルーツビネガー ブルーベリービネガー」を販売した。

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 「地産地消」をコンセプトに地元の素材を使用したソースや酢などを販売する同社。市内でブルーベリーを生産している丸浜柑橘農業協同組合連合会(北区都田)からブルーベリーを使った商品を作りたいという話を受け、同商品を企画。両社と静岡県農林技術研究所 果樹研究センター(静岡市清水区)が連携し、昨年春から約1年かけて商品を開発。今回の販売にこぎ着けた。

 浜松地域は、日照時間が日本で一番長く温暖な気候のため、日本で最も早くブルーベリーが出荷される。そのため、浜松産のブルーベリーはシーズンになると銀座などの高級青果店でも取り扱われるという。

 同商品は浜松産のブルーベリーを100%使用。ブルーベリーに含まれる眼精疲労や目の働きを高める効果があるといわれる天然色素「アントシアニン」の含有量の多さが特徴。1本に約210粒のブルーベリーが使われており、研究機関での調査の結果、他社の商品に比べ5倍以上多くアントシアニンが含まれているという。「同成分は皮に多く含まれており、ブルーベリーを丸ごと使いながらも喉越しを良くすることに苦労した」と同社社長の鳥居大資(だいし)さん。ソース作りでも使用する石臼で皮ごとすりつぶすことで、さらっとしたのどごしを実現した。

 商品は同社で約30年受け継がれる「静置発酵」の技術を取り入れており、1カ月かけてじっくり発酵することで酸味が強すぎないまろやかな味わいにした。飲み方は水や炭酸水で4倍程度に薄めるほか、牛乳や豆乳で割ることでヨーグルト風味の味わいにするなどさまざまなバリエーションが楽しめる。

 「実際に飲んでみたらブルーベリーが多く含まれていることが実感できる商品」と鳥居さん。「浜松産ブルーベリーを使用したスイートビネガーをぜひ堪能いただきたい」とも。

 価格は1,400円(360ミリリットル)。両社直販所およびホームページで購入することができる。

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