新東名・浜松SA内にピアノ工場見学ブース-素材に触れられる展示コーナーも

ピアノの素材や道具などの展示コーナー

ピアノの素材や道具などの展示コーナー

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 浜松・大平の新東名高速道路浜松サービスエリア「NEOPASA浜松」に7月19日、「バーチャルピアノ工場見学」ブースが設置された。

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 同サービスエリアのコンセプトは「音のある風景」。館内で音楽に関する内容を紹介するために設けられた施設「ミュージック・スポット」でこれまで、パネルにより浜松の音楽の歴史を展示したり、映像でプロのミュージシャンを紹介したりしてきた。今まで以上に浜松の基幹産業である楽器産業にスポットを当てた内容を展示していくために今回、ピアノの製造過程に焦点を当てたブースを設置した。

 同ブースでは、「ヤマハ」のピアノ生産拠点となっている掛川工場を映像で紹介。原木の素材を切り出すシーンから、工場での組み立て、完成までの一連の流れを紹介する。進行役を務めるのは、ピアノ演奏が得意でピアノ音楽と落語を組み合わせたアルバムなども出している落語家の柳家花緑(かろく)さん。映像の中で花緑さんの演奏シーンなどピアノの音が鳴るシーンがあるが、その際ブース内に設置されているピアノが映像に合わせて自動演奏。臨場感あふれる音楽を体感することができる。

 ブース内ではピアノに使われる鉄のフレームや響板、原木などの素材や調律に使う道具などを展示し、実際に触ることができる。「映像に出てくる素材の実物の大きさを感じてもらえたら」とヤマハ広報部の木村智子さん。

 楽器に関するイベントも実施。8月22日・23日には「ピアノ不思議体験ショー」を開催。設計担当の技術者が来場し、実際にピアノを解体しながら構造を解説していく。

 木村さんは「素材など実際に触れることができる貴重な機会。身近にあるピアノの生産過程を知っていただき、もっと関心を持ってもらえたら」と話す。

 開場時間は8時~20時。入場無料。

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