浜松・田町に7月11日、雑貨などを販売する「Newshop（ニューショップ）」（浜松市中区田町、TEL 053-451-0855）がオープンした。

木材の展示台に商品を並べる店内

　田町交差点角にあるカギヤビル1階にある同店。ビルオーナーの平野啓介さんは一つの店の中に複数の店が入っているショップを開きたいと考えていた。街中での展開を考えており、場所の候補は何カ所かあったが、クリエーターなどが多く集まる同所での開店に至ったという。

　店舗面積は約10坪。店内に設置された椅子は長方形にカットした木材を積み重ねたもので、店内の商品が増えていけば木材一本一本が商品を並べる台にもなる。店内は打ちっ放しのコンクリート壁で、木材の展示台や椅子を配置することで人工物と自然素材とを組み合わせた空間に仕上げた。

　同店のコンセプトは「とても小さな店が集まった街のようなデパートメントストア」で、一般の方でも商品を販売するができるのが特徴。1カ月の使用料は3,000円で、10平方センチメートルの1区画につき100円を支払うことでスペースを利用できる。入会費5,000円、年間契約料1万円が別途必要。商品の量や大きさによってスペースを調節することができ、物販のほか自身の作品展示の場としても利用できる。

　現在同店を利用しているのは12組。天竜のヒノキを使った木製のグラス（1万7,963円）やさまざまな店の紙袋を素材として使い作った財布（5,300円）などの雑貨のほか、鉄を加工したオリジナルのハンガーラック（2万4,000円）など、大きいサイズの商品も販売している。「デザイナーや作家などの作品を知ってもらうきっかけにもなれば」と同店スタッフの植野聡子さん。自身で作ったものだけではなく、気に入った雑貨を販売するセレクトショップとしても出店することができる。

　「ここでしか販売していない商品もあるので見ていて楽しい店」と植野さん。「もっと多くの人が出店者として当店を利用していただけたら」とも。

　営業時間は11時30分～19時30分。火曜～木曜定休。出展の申し込みはホームページ、店頭で受け付ける。