浜松・入野の製麺製造の杢屋（もくや）食品（浜松市西区入野町）で8月16日、食品製造業が参加する直売イベント「遠食朝市」が開催される。主催は遠州食品加工業協同組合。

　「遠州の伝統的な食品を守る」をテーマに、遠州地区の食品製造業者や食品加工業者などが集まり、地場の食品の活性化を目的に活動を行う同団体。地元の人たちに地場の食品の素晴らしさを知ってもらうために、直売型のイベントを企画した。

　イベントには、各メーカーの社長が自ら参加し、販売ブースで説明や接客を行う。「実際に口にするお客様の顔を見る事のできるまれな機会を生かしたい」とイベント責任者で、魚肉練り製品メーカー「魚秀」社長の岡安俊成さん。

　当日は、納豆の製造を行う「丸紅食品」や製麺製造・米穀販売を行う「杢屋食品」、魚肉練り食品の製造を行う「魚秀」など約10社が出店。各社地場食材にこだわった商品を2～3品程度用意する。販売される食品は、舞阪産のしらすを使った「しらす揚げ天」、国産大豆とにがりを使った昔ながらの製法にこだわった「ざる豆腐」、伊豆の天草のみを使い作られた「ところてん」など。メーカー直売ということで、通常よりもリーズナブルな価格で購入できる。

　「子どものころから親しんできた味を残していけるように定期的にイベントを行い、地元の人たちに訴求していきたい」と岡安さん。「安全性や味に自信をもったメーカーが集まっている直売なので多くの人に足を運んでほしい」とも。

　開催時間は9時～12時。雨天決行。問い合わせは魚秀（TEL 053-592-0325）まで。