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浜松で紫のオリジナルインク「皇紫(すめらむらさき)」販売-アメリカ人翻訳家が命名

深い紫色が特徴の「皇紫(すめらむらさき)」

深い紫色が特徴の「皇紫(すめらむらさき)」

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 浜松・肴町の万年筆専門店「BUNGBOX(ブングボックス)」(浜松市中区肴町、TEL 053-415-8639)が8月1日、オリジナルインク「皇紫(すめらむらさき)」の販売を始めた。

店長の山岸さんと商品の命名者ブレットさん

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 同店ではオリジナルインクの販売を行っており「自分好みの紫色のインクを作りたい」と考えていた店長の山岸薫さん。名古屋のインク工房へ自ら足を運び、イメージに合った色ができたため今回の販売に至った。

 インクの色は上品さを感じさせる深い紫色。工房では山岸さんの目の前で色の調整作業が行われ、色合いを調整しながら納得のできる色に仕上げたという。

 商品の名付け親は翻訳家のブレット・メイヤーさん。ブレッドさんはアメリカ人にして「日本漢字能力検定1級」を取得し、ラジオで漢字の良さを解説するコーナーを持っている。山岸さんがネーミングに悩んでいたところ常連客のブレッドさんが来店し相談。深い紫色で高貴な印象を受けたため「imperial(インペリアル)=皇帝の」という意味の文字を連想。「皇」という字には「すめら」という読み方もあることから「皇紫(すめらむらさき)」という造語を作り命名した。ブレッドさんは漢字を使ったアーティストとしても活動しており、ロゴのデザインも担当。はんこに使われる篆書体(てんしょたい)と古代文字を組み合わせたようなデザインを意識したという。

 初回販売は売り切れとなっており8月22日に再入荷予定。ネットショップでの購入も可能で今回の販売に合わせスケルトンモデルの紫色の万年筆「カスタムヘリテイジ92 透明バイオレット」との「皇紫セット」(17,820円)も用意している。

 「名刺にも入れている『伝えたいおもいをペンとインクにのせて』という言葉をインクのキャッチコピーにもしており、思いの詰まった商品となった」と山岸さん。「威厳や厳か(おごそか)などの意味を感じさせる力強い印象のインクができたので、強い思いを伝えたい時にぜひ使っていただきたい」とも。

 価格は2,160円。

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