浜松・村櫛の「浜名湖ガーデンパーク」(浜松市西区村櫛)で8月23日・24日、「はままつポンポン祭り」が開催される。主催はNPO法人日本モータースポーツ振興会(TEL 053-415-9355)。
浜松がオートバイ発祥の地であることを全国に発信していくとともに、交通安全を呼び掛けていく同イベント。2011年から「モータースポーツフェスティバル」としてイベントを行っており、毎年1万人以上の来場者を動員する。今回は規模を拡大し、「はままつポンポン祭り」と名前を変え開催することになった。
イベント名にも入っている「ポンポン」とは浜松でオートバイなどを表す言葉。「『ポンポンってなんだろう』と興味関心を持っていただけたらと思い、このイベント名にした」と実行委員長の村野陽子さん。
過去3回はベテランドライバーの運転を観戦するなど、見て楽しむ企画がメーンだったが、今年は参加型の企画を充実させた。2~5歳の子どもを対象としたペダルのない自転車「ランバイク」の無料体験コーナーや大会を実施。大会参加のエントリーは締め切っており、事前に受け付けを済ませた約200人の子どもたちが参加し優勝を目指す。
ほかにもインストラクターが運転するカートに乗り、音、感覚、スピードなどを楽しみ、停止までの制動距離を確かめ自動車の動きに対する理解を深める「カート2人乗り体験」なども用意。大人向けのイベントとして、オートバイの免許取得者が初心に戻り、運転技術や安全知識を再確認する「ポンポン・スクール」を実施。ツーリングイベントのブースも用意しており、地元のライダーが浜名湖湖畔からオレンジロードに至るおすすめのツーリングスポットを紹介。各自用意されたマップを見ながら名所を巡り、撮った写真をフェイスブックに投稿し仲間と共有して楽しむ。
会場には、やらまいかブランドにも認定されている「峯野牛」を使った串焼きや、浜松餃子などB級グルメを味わえる店が12店舗出店。プロライダーによるルールやマナーなどを踏まえたトークショーや、プロメカニックによる無料セッティングアドバイスなども行い、安全走行に対する関心を深めていく。
「夏休みを利用し家族で来場していただき、楽しみながら交通安全を学んでもらえたら」と村野さん。
開催時間は23日=10時~17時、24日=9時~16時。カート2人乗り体験は参加費500円。