浜松・木戸に9月21日、居酒屋「和風バル 志道」(浜松市中区木戸町、TEL 053-571-0961)がオープンした。
店主の平山純一さんは和食料理店に21年間、料理人として勤務。以前から自分の店を持ちたいという考えがあり準備してきた。出店場所を探していたところ知人から紹介された空きスペースが気に入り、脱サラして同所での開店にこぎ着けた。
店舗面積は約25坪。座数はカウンター席8席とテーブル席14席。木を基調とした落ち着いた雰囲気の店内。カウンターは弧の字に緩やかに曲がっている。「客の顔が見えるようにこのような造りにした」と平山さん。ワインや日本酒などの酒を飲みながら気軽に食事ができるようにと店名に「バル」を取り入れた。ほかにも、照明を薄暗く調節したり石の置物を店内に配置したりするなど、和食の雰囲気を引き立てる細やかな空間作りにも気を配る。
メニューは和食をベースとし、「ここでしか食べられない創作料理」をメーンに約30品を用意。ナスを揚げ、田楽味噌をかけた上にしょうゆとだしで軟らかく煮たカモ肉をのせた「鴨(かも)ロースとなす田楽」(税別700円)や、浜名湖産のシラスと青のりを使った塩味ベースのピザ「しらすと青のりのピザ」(同600円)など地元産の食材を使った料理も提供。「濃度16度の豆乳でつくった湯葉入り豆腐」(同500円)は、普通よりも2倍ほど濃い濃度16度の湯葉を使うことで素材のうま味を引き出したという。ほかにも湯葉を下に敷き、その上に周りだけ炙(あぶ)ったホタテや干しシイタケなどをのせ餡(あん)をかけた「湯葉と帆立の吉野くずあん」(同600円)など、「これまでに培った料理経験から、どんな素材同士を組み合わせたら今までにないおいしい料理ができるかを試行錯誤してきた」と平山さん。昼はマグロ丼やパスタがメーンの定食メニューも用意する。
「お客さまとコミュニケーションを取りながら心のこもった料理を提供していくので、ぜひ一度足を運んでいただきたい」と平山さん。
営業時間は11時30分~14時、17時~22時。