浜松・海老塚の雑貨店「ゆらゆら商店」（浜松市中区海老塚、TEL 053-571-5279）が10月11日、1周年を記念したイベント「ゆらフェス」を開催する。

　全国から日用雑貨を仕入れ販売する同店。開店から約1年がたち常連客も増え、多くの人が来店してくれるようになった。店主の澤根さえこさんは「店に遊びに来てくれる人同士がつながることができるイベントを開きたい」と考え、1周年を記念してフリーマーケットとライブイベントを開くことにした。

　イベントは昼と夜の2部構成。会場となるのは万年橋パークビル（中区田町）の8階。昼はさまざまなショップによる出店やフリーマーケットを行う。出店するショップは国産の小麦粉を使い天然酵母で長時間発酵させて焼いたベーグルなどを提供する「モキチカフェ」（東区西塚町）などの飲食店や、レトロな雑貨や手芸用品などを販売する雑貨店「あそう坊や」（南区小沢渡町）などの13店。そのうち8店が夜にも出店する。フリーマーケットでは、公募した20団体が手作りの雑貨や洋服など販売する。「どのように出店するかは出店者に任せているので、中には絵の展示をする人もいる」と澤根さん。

　夜は、澤根さんがファンのバンド「たま」で、ランニングシャツがトレードマークのパーカッショパ＾カッショニスト石川浩司さんを迎え、ライブイベント「石川浩司さんと、いろんな音を楽しむ会」を開催。石川さんは物であれば何でも楽器にしまう特技を持っているという。当日は、来場者が持ち寄った日用品を机に並べ、音を鳴らし即興で演奏する。「普段使っている日用品に特別な思い出ができると思うのでぜひ持ち寄っていただきたい」と澤根さん。アコースティックライブを行う浜松在住のミュージシャン「ryohadano」も石川さんとともにセッションする。

　ほかにも、画面に投影する機器「オーバーヘッドプロジェクター」を使用し、インクなどを使いリアルタイムで絵を描くアーティスト「AKITO SENGOKU」さんや、自然の中で集めた音をサンプリングした曲などを流すフランス出身のアーティスト「ieva（イエヴァ）」さんも出演。絵と音楽を組み合わせた芸術的なパフォーマンスを披露する。

　「雑貨や食べ物、音楽などさまざまなものが集まる雰囲気の良いイベントなので、ぜひ来場していただきたい」と澤根さん。「2周年、3周年と開催することができたら」とも。

　開催時間は、昼＝10時～15時、夜＝18時開始。昼は入場無料で、夜は、前売り＝2,300円、当日＝2,800円。前売り券は同店に連絡して予約できる。