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浜松のご当地グルメ「牡蠣カバ丼」が5周年-地元産カキをベースに各店のこだわりも

浜名湖産のカキを使った「牡蠣カバ丼」

浜名湖産のカキを使った「牡蠣カバ丼」

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 浜松の地域ブランド「やらまいか」の認定品にもなっている「牡蠣(かき)カバ丼」が5周年を迎えた。

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 牡蠣カバ丼は、浜名湖産のカキを使った丼ぶり。「浜名湖かんざんじ温泉観光協会」では、浜名湖周辺を盛り上げる地元の食材を使った商品を作れないかと考えていた。浜名湖で古くからカキの養殖が盛んであったため、同商品が考案されご当地グルメとして提供されるようになった。

 2009年から冬季限定メニューとしてされている同商品。新しい食べ方を追求し、地元でよく食べられるウナギのかば焼きのタレを使い調理する形で考案。さまざまな食材を使用し、試行錯誤していくうちに、ボイルしたカキをウナギのタレで焼き、タマネギとのり、すりおろしたミカンの皮をトッピングとして添えるスタイルが出来上がったという。

 同商品は、観光協会が依頼した浜名湖周辺を中心とした市内の料理店で提供。今年は11月9日から販売を開始。昨年は13店が提供していたが、今年は「浜乃木」(西区舘山寺)や「はっ葉」(南区高塚)、「竹泉」(浜北区内野)の3店が加わり16店で販売する。価格は平均1,500円。うなぎ料理などを提供している「舘山寺園」(西区舘山寺)では、カキの下にうなぎのかば焼きを敷いた2段構造の丼ぶりを提供。丼ぶり考案時に定められた食材を使用することをベースに、それぞれの店で食材にこだわったり、ほかの野菜をトッピングしたり盛り付け方を工夫したりとオリジナリティーを出して提供する。

 昨年は約2万食を売り上げ、メディアなどでも取り上げられ少しずつ認知度を上げている。「牡蠣カバ丼に触発され地元ではカキを使った料理を提供する場が増えてきている」と観光協会の佐藤英年さん。「ブランドを確立し、もっと地元の人に愛される料理にしたい」とも。

 提供する店舗はホームページから確認できる。3月31日まで。

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