浜松・元城に11月27日、多国籍レストラン「Kelapa(けらぱ)」(浜松市中区元城、TEL 053-596-9265)がオープンした。
市内でオーガニック食材にこだわる「かぎやカフェ」の系列となる同店。オーナーの尾形宏一郎さんは、自家製パンとサラダをメーンに提供する同カフェの運営の中で、もっと多くの種類の料理を提供できる店を出したいという思いが強くなった。今回イメージに合った古民家の物件を見つけることができたため、開店にこぎ着けた。
店舗面積は約35坪。席数は44席。古民家を改装した店内には、木の円卓と座椅子を用意した和の座敷席や洋風のテーブルや椅子を配置した和モダンなテーブル席を用意する。
素材を生かした味付けやシンプルで美しい盛り付けなど、和食の特長を生かしたスタイルで多国籍料理を提供。フレンチとイタリアンは東京で修業をしてきた日本人シェフが担当。アジア料理はバリ出身のインドネシア人シェフが担当する。また、デザートや焼き菓子は女性パティシエが担当。「それぞれスペシャリストが専門の技術と和食のアプローチで調理したオンリーワンの料理を楽しんでほしい」と尾形さん。
グランドメニューを用意せず、毎日仕入れ状況に応じた料理を提供。オーガニック食材をメーンとした料理を提供するため、安定した仕入れが難しく、決まったメニューが作れないという。市内や森町、千葉県の提携農家から野菜やハーブなどを仕入れる。「同じ種類のオーガニック野菜を安定して仕入れることは難しい。農家によっても野菜の味も異なるため、毎回味を見てからメニューを決めている」と店長の岩川伸平さん。
ランチメニューは、フレンチ・イタリアン・アジアンの3種類から選べる「ワンプレートランチ」(スタンダード=1,000円、スペシャル=1,500円)とアジアンと洋食の2種類から選べる「ランチコース」(2,000円)。アジアンコースでは、「ラム肉のココナッツシチュー」やインドネシア風ピクルス「アチャラ」、インドネシア風串焼き「サテ」などが盛られたプレートにサラダとスープ、自家製のデザートかドリンクのセットなど、週替わりで提供する。ディナーメニューは、日替わりで約20種類用意するアラカルトや、週替わりで提供するアジアンと洋食の2種類から選べる「ディナーコース」(3,000円~)などを用意。ワインも全てオーガニックにこだわり、約10種類を用意。
「素材を生かした本当においしい料理をゆっくり楽しむというライフスタイル提案を行いたい」と岩川さん。「パンやお菓子、パスタなど、とにかく手作りにこだわって提供しているのでぜひ試してほしい」とも。
営業時間は11時~15時、18時~23時(金曜・土曜・祝日前は18時~24時)。水曜定休。