浜松・小池に12月1日、ラーメン店「7福神 壱(しちふくじん いち)」(浜松市東区小池町、TEL 053-589-5007)がオープンした。
同店は土日には行列のできる人気ラーメン店「7福神」(周智郡森町)の支店。支店出店は今回が初めてで、本店で7年間修行した近藤勝彦さんが店長を務める。浜松から森町の本店まで来る客が多かったため、同店オーナーの内藤雅広さんは市内での展開を考えていた。今回理想的な物件が見つかったことから開店にこぎ着けた。
店舗面積は約30坪。カウンター11席、テーブル6席の計17席。店内は、モノトーンを基調としたシンプルな壁面やテーブル、間接照明などでスタイリッシュでモダンな雰囲気を演出している。「本店は昔ながらの中華ソバ屋の雰囲気だが、女性客やカップルが多く訪れる。当店はもっと女性客が入りやすいような雰囲気にしたかった」と近藤さん。
朝からラーメンを食べる文化「朝ラー」を浜松でも広めたいという思いから、7時~10時の「朝ラー営業」をしている。「朝ラー営業中も全てのメニューを注文できるので、朝は軽めにしたい人もしっかり食べたい人もどちらも満足できる」と近藤さん。
メニューは、しょうゆベースのつけ麺「壱つけ麺」(880円)や塩ベースのつけ麺「塩つけ麺」(880円)、北海道産の濃い口しょう油とニンニク油を使った「北海しょうゆラーメン」(880円)など。提供するラーメンは豚骨と鶏ガラ、和風ダシのトリプルスープを採用。24時間煮込んだ豚骨スープと16時間煮込んだ鶏ガラスープ、トビウオの干物であるアゴをメーンに、干しシイタケやコンブなどから取った和風スープを、メニューによって配合を変更して提供する。もともと干物卸商を営んでいた内藤さん。和風スープに使う干物素材へのこだわりは強く、自らが素材の選別。「オーナーの干物素材の目利きはほかのスタッフがまねできないレベル。ラーメンにあった干物素材を厳選している」と近藤さん。麺は真空釜を使い練り込むことで、食べやすい食感を実現したという。
「手間をかけたトリプルスープをぜひ味わってほしい」と近藤さん。「この店でしか食べることのできないオリジナルメニューを開発したい」とも。
営業時間は、7時~10時、11時~15時。火曜定休。