浜松・笠井上に12月5日、ラーメン店「麺屋 おおひろ」(浜松市東区笠井上町、TEL 053-432-2552)がオープンした。
店主の小田亮さんは中国南部出身。6年前に来日した際に日本のラーメンに魅せられ、ラーメン店を開業したいと考えるようになった。その後、飲食店や食品加工工場など、ラーメン店を立ち上げるために必要な技術の取得ができる職に従事。今回、ラーメン店立ち上げの自信が付き、理想の物件が見つかったため開店にこぎ着けた。
店舗面積は約35坪。席数はカウンター4席、テーブル31席の計35席。「家族連れが気軽に来店できる店にしたい」という思いから、店内は清潔感を感じさせる内装やゆとりあるテーブル配置に配慮している。
豚の背脂をスープに振りかけた「背脂チャッチャ系」と呼ばれるラーメンや、キャベツがメーンの浜松餃子(ギョーザ)など、日本の味にこだわる同店。「ラーメンやギョーザなど、中国と日本では全く違う作り方をしている。市内はもちろん東京の名店にも足を運んで研究し、メニュー開発に生かした」と小田さん。
メニューは、鶏ガラと魚介素材を使ったあっさりとしたスープに、豚の背脂をたっぷり浮かせた看板メニュー「極旨(ごくうま)背脂らーめん」(810円)や濃厚な豚骨スープの「濃厚豚骨 醤油(しょうゆ)らーめん」(745円)、カツオの粉末を練り込むことで、タレ無しでも楽しめる「浜松餃子」(6個=313円、12個=594円、20個=972円)など。「極旨背脂らーめん」は、豚の背脂を塊のまま煮込み、金網で細かく振りかけ提供する。塊のまま煮込むことで、味が抜けずに甘みのある背脂になるという。
「地元の方に愛されるラーメン店にしたい」と小田さん。「この場所で成功し、多店舗展開をしていければ」と意気込む。
営業時間は10時30分~14時30分、17時~22時。